みなと宿

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  南風(はえ)吹(ふ)く夜(よる)は   さみしくて

    思案(しあん)橋(ばし)から    眼鏡(めがね)橋(ばし)

    そぞろ歩(ある)けば   灯(ひ)が揺(ゆ)れる

    ここは長崎(ながさき)    鶴(つる)みなと

    雨(あめ)が降(ふ)ります   五月雨(さみだれ)の

    あなた待(ま)ってる  みなと宿(やど)


(2  海(うみ)を見(み)下(お)ろす   宿(やど) の 庭(にわ)

    出船(でふね)汽笛(きてき)が    さよならと

    手(て)を振(ふ)る袖(そで)に   むせび啼(な)く

    ここは瀬戸内(せとうち)   大三島(おおみしま)

    西(にし)へ流(なが)れる    潮騒(しおさい)の

    船(ふね)にまかせる   みなと妻(づま)


(3  あなたに逢(あ)えた  嬉(うれ)しさに

    膝(ひざ)になみだが   ひとしずく

    酌(しゃく)をする手(て)が   震(ふる)えます

    ここは神戸(こうべ)の   みなと街(まち) 

    船(ふね)を待(ま)ってた   絆(きずな)  酒(ざけ) 

    花(はな)いち輪(りん)の    みなと宿(やど)




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