未練酒

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  諦(あきら)めきれず  酒場(さかば)の隅(すみ)で

    涙(なみだ)こぼした  酒(さけ)しずく

    弱虫(よわむし)泣(な)き虫(むし)  意気地(いくじ)なし

    縋(すが)りつきたい 未練(みれん)酒(ざけ)

    あなた忘(わす)れの あなた忘(わす)れの

    雨(あめ)が降(ふ)る


(2  裏町(うらまち)路地(ろじ)の  帳(とばり)もおりて

    女(おんな)がひとり  居酒屋(いざかや)で

    弱虫(よわむし)泣(な)き虫(むし)  泣(な)きぼくろ

    想(おも)いださせる 未練(みれん)酒(ざけ)

    あなた忘(わす)れの あなた忘(わす)れの

    酒(さけ)に酔(よ)う


(3  木枯(こが)らし吹雪(ふぶき) 路地(ろじ)裏(うら)あかり

    師走(しわす)の横丁(よこちょう)  縄(なわ)のれん

    弱虫(よわむし)泣(な)き虫(むし)  泣(な)き上戸(じょうご)

    ひとり手酌(てじゃく)の 未練(みれん)酒(ざけ)

    あなた忘(わす)れの あなた忘(わす)れの

    雪(ゆき)が舞(ま)う




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