もやい船

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  船(ふね)を見送(みおく)る    波止場(はとば)に立(た)って

    今日(きょう)も涙(なみだ)で    頬(ほほ)ぬらす

    今度(こんど)逢(あ)える日(ひ)   また何時(いつ)の日(ひ)か

    無事(ぶじ)な航海(こうかい)    ただ祈(いの)るだけ

    別(わか)れテープが   千切(ちぎ)れて飛(と)べば

    こころ細(ぼそ)いよ   ひとりでは


(2  好(す)きで一緒(いっしょ)に   なれたのだけど

    またも七日(なぬか)で   別(わか)れゆく

    出船(でふね)汽笛(きてき)が    みなとに響(ひび)き

    岸(きし)を離(はな)れて    あなたがかすむ

    遠(とう)く波間(なみま)に    消(き)え行(ゆ)く船(ふね)よ

    私(わたし)を残(のこ)して    何時(いつ)かえる


(3  波止場(はとば)しぐれか  名残(なごり)はつきぬ

    雨(あめ)がやさしく   肩(かた)たたく

    待(ま)てば何時(いつ)かは  しあわせ春(はる)が

    きっと来(く)るよと  教(おし)えてくれた

    北(きた)のみなとの   寒(さむ)さに耐(た)えて

    二人(ふたり)で繋(つな)ごう   もやい船(ぶね)




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