浪花の王将
作詞 納羽(なわ) 汀
(1 歩(ふ)の突(つ)き捨(す)ては 無駄(むだ)じゃない
道(みち)をひらいて 往(ゆ)く竜王(りゅうおう)
険(けわ)しき道(みち)だ 越(こ)えねばならぬ
こころ 静(しず)めて 夢想(むそう)の正座(せいざ)
駒(こま)の捌(さば)きは 人生(じんせい)捌(さば)き
夢(ゆめ)よ花(はな)咲(さ)け 浪花(なにわ)の空(そら)に
(2 駒(こま)をあやつる 指先(ゆびさき)が
知(し)らず知(し)らずに 震(ふる)えてる
夢(ゆめ)を捨(す)てるな 男(おとこ)の夢(ゆめ)を
ここで負(ま)けたら 棋士(きし)にはなれぬ
勝負(しょうぶ) 勝負(しょうぶ)と 掴(つか)んだ駒(こま)は
香車(きょうしゃ)のひと突(つ)き 後(あと)えは引(ひ)けぬ
(3 頼(たの)むぜ桂馬(けいま) 高跳(たかとび)は
飛車(ひしゃ)角(か)行(く)生(い)かす 道(みち)しるべ
我(われ)をころして 人生(じんせい)修行(しゅぎょう)
押(お)して駄目(だめ)なら 引(ひ)くのもいいさ
何時(いつ)か雪(ゆき)解(と)け 春(はる)来(く)る日(ひ)まで
我慢(がまん) 我慢(がまん)の 勝負(しょうぶ)に生(い)きる