浮草の夜
作詞 納羽(なわ) 汀
(1 季節(きせつ)はずれの 雪(ゆき)が降(ふ)る
夜更(よふ)けの路地(ろじ)裏(うら) ゆらぐ影(かげ)
肩(かた)がふるえて 泣(な)いてるような
愛(あい)をなくした ネオンの町(まち)に
恋(こい)に憑(つ)かれた おんながひとり
流(なが)れ流(なが)れの 浮(うき)草(ぐさ)の夜(よる)
(2 かたい絆(きずな)の えにしさえ
ほどけば哀(かな)しい 絹(きぬ)の帯(おび)
後(うしろ) 髪(がみ)ひく 別(わか)れは辛(つら)い
泣(な)けば揺(ゆれ)ます ネオンの灯(あか)り
路地(ろじ)の夜風(よかぜ)が 冷(つめ)たく頬(ほほ)に
流(なが)れせつない 浮(うき)草(ぐさ)の夜(よる)
(3 どこか寂(さび)れた 酒場(さかば) 町(まち)
灯(あか)りが呼(よ)んでる 居酒屋(いざかや)の
袖(そで)にからんだ 粉雪(こなゆき)はらい
暖簾(のれん)くぐれば ネオンの彩(いろ)に
喉(のど)を潤(うる)おす お酒(さけ)が苦(にが)い
流(なが)れあてない 浮(うき)草(ぐさ)の夜(よる)