淀川の宿

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  雲(くも)の流(なが)れも    さだめなら

    咲(さ)いて散(ち)るのも  またさだめ

    あぶれわてらも  おなじだよ

    今日(きょう)も宿(やど)なし   淀川(よどがわ)野宿(のじゅく)

    苦労(くろう)にゃまけへん 泣(な)かへんで

    通天閣(つうてんかく)の     あかい灯(ひ)よ


(2  ビルのどや街(がい)   しぐれみち

    裸足(はだし)の靴(くつ)じゃ   痛(いた)かろが

    肩(かた)に重(おも)たい    ゆめ 袋(ぶくろ)

    のぞみつないで  淀川(よどがわ)野宿(のじゅく)

    夢(ゆめ)はすてへん   あきらめへん

    通天閣(つうてんかく)の     あかい灯(ひ)よ


(3  今日(きょう)も仕事(しごと)に   またふられ

    あぶれ仲間(なかま)が   もうひとり

    越(こ)すに越(こ)されぬ  年(とし)の瀬(せ)を

    寒(さむ)さ凌(しの)ぎの    淀川(よどがわ)野宿(のじゅく)

    明日(あす)のしあわせ  祈(いの)ろうか

    通天閣(つうてんかく)の     あかい灯(ひ)に




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