ガイドヘルパー講座
3級訪問介護養成研修受講生を対象に
「先入観をもたないで」小林さんが支援の在り方指導
下諏訪町社協が九月から開講する三級訪問介護養成研修の受講生を対象にした「ガイドヘルパー講座」がこのほど、町老人福祉センターであり、しんきゅう治療院経営の小林文夫さんで=立町=が視覚障害者への支援の在り方を指導した。
小林さんは、これまでの自身の体験を基に、「障害者だからできないのでは、と思われることは心外で、相手への不信感もわく」と話し、先入観を持たないことを勧めた。
具体的な介助の仕方として▽買い物を頼まれた時、受け取った金額をきちんと相手に確認を取る▽食事のテーブルには時計の針の位置で置いてある皿などを示してほしいーーことなどを伝えた。
この後、アイマスクを付けて館内を歩行体験。階段の昇降では恐る恐る動き、目が見えない人の気持ちも察した。
参加した人たちは「障害者に対して、今まで慰めの言葉が頭にあったが、失礼になることが良く分かった」「先入観を持たず、さりげなく声をかけていきたい」などと、感想を話していた。
岡谷市民新聞社様のご好意により、2003年11月8日の記事より掲載。