胸部痛





   Q:

 こんにちは、はじめまして。
お忙しい中、失礼します。インターネットで知りました。
当方35歳の女性です。
前々からなのですが、肋間神経痛(おそらく)でだんだん痛みが大きくなっているような気がするため、お医者様にかかるか否か考えています。
私の痛みの特徴は、
 ・朝は顕著に出る(寝返りで姿勢を変えようとする時に激しく痛い)
 ・いつも同じ場所が痛い(胸の真ん中から3〜4cmの所とブラジャー   の下の線の交点くらいのところ)
体質的には冷え性の暑がり、生理痛は重いほう、神経質でクヨクヨ考え込んだりする(過去にうつ病の経験有)などが大まかなところです。

何か生活する上で改善するようなことはあるでしょうか。
先生が漢方をよくお知りならそちらもわかりやすく教えていただきたいです。


   A:

 胸部が痛いのは肋間神経痛だけとは限りません。肺臓や食道・心臓などの疾患が関係していることがあります。自己診断でなく、徐々に疼痛が増悪するようであれば、迷うことはありません。一日も早く医師を受診されることをお勧めします。

 肋間神経痛は、肋骨にそって激しい痛みが突然起こります。せきやくしゃみでも痛みが誘発されます。また、帯状疱疹や胸膜炎、肺炎などの病気が関係していることもあります。

 貴女様の愁訴と疼痛の場所からみて、肋間神経痛とは考えにくいですね。原因をはっきりさせるためにも専門医に診て頂くことが先決でしょうね。

 私ども鍼灸師には診断権がありませんので、はっきりしたことが言えませんが例えば、肋骨にひびが入っているとか、狭心症の初期あるいは、神蔵神経症などということも考えられます。

 以前、肋間神経痛と診断されて医師の治療を継続していた患者さんで、当院に来院された患者さんがありました。私なりに胸大動脈瘤と判断して、大学病院で精密検査を受けるように勧めました。後で、胸大動脈瘤でしたと報告があり、患者さんに喜ばれた事例がありました。

 ADL(日常生活動作)につきましては、病名が判明するまでは何ともお答えの方法がありませんが、あまりくよくよしないことですね。そして、心電図などの胸部の検査を受けて早く安心して下さい。

 漢方薬については、アメリカでは鍼灸師でも処方出来るのですが、日本においては、医師のみが出来る処方ですので何ともアドバイスが出来ません。ただ、当院に来院された患者さんには、その必要があると思われた時は、漢方医を紹介しています。

 では、お大事になさって下さい。





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