胸部鈍痛?





   Q:

 先月、心臓が痛くなり、立っているのも辛いほど苦しくなりました。それで、病院へ行きましたが、色々調べた結果、心臓には何も異常がないとのことでした。その日に、整体に行くと、横隔膜がかたくなっていて、それで心臓が響くのだろうといわれ、そのときに、肋骨の辺りも押されたら痛いことに気づきました。もしかしたら、肋間神経痛かもしれないと整体の先生に言われました。

 横隔膜と肋骨の辺りを重点的に押してもらうとだいぶ痛みがひいて、歩くと痛みが響いてたのが、そのときはすっかりよくなっていました。でも、昨日からまた左側の肋骨の近辺に痛みが出てきて、押すというより触ると痛みがあります。  肋間神経痛って何だろうと思って、色々インターネットで調べていて、肋間神経痛の痛みと私の痛みには異なるところがあることに気づきました。

 それは、短時間に激痛が走るというところです。私のは、激痛ではないのですが、鈍痛というか、筋肉痛みたいな痛みがずっと続いていて、触れると痛いし、体を曲げたりすると痛みがあるのです。このまま治らないようでしたら、どこに行って調べてもらうとよいのでしょうか?


   A:

 整体術の方が肋間神経痛として、治療して疼痛が取れたとしても、それは、一時的に症状がなくなったということで、治ったということにはなりませんね。

 あなた様を直接拝見していませんので、はっきりしたお答えは出来ませんが、肋間神経痛は、局所的に疼痛が出現するのでなく、罹患した肋間神経全体に放散痛があるのが特徴です。それは、肋間神経は肋骨の下内側にあって、背部から胸部へ走っているからです。

 肋間神経痛は、呼吸時痛と言って、特に吸気時に痛みが発生します。そのため、激痛の場合は、呼吸が困難になり息苦しくなったりします。

 局所で鈍痛ということであれば、胸肋関節か椎肋関節の異常か、または肋間筋のスパズム(緊張)が考えられます。年齢がわかりませんので何とも言えませんが、乳癌や肺癌を患ったことがあるようでしたら、癌の転移ということも考えられないこともなくもありません。

 差し当たって、整形外科がよろしいのではと思いますが、それでも、疼痛が改善しなかった場合は、胸部専門の医療機関で、検査をうけて見られたらいかがでしょうか。

 最後になりましたが、生体術者は、無資格者ですので、私どもとは関係なく、もし、事故など発生しても何の補償もないため、自己責任ということになります。






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