腓骨神経麻痺2
Q:
家内58歳、14年来リュウマチですが昨年11月14日左膝を人工関節にしました。N大病院で手術したのですが、麻酔がさめた途端膝から下が痛みと痺れ、麻痺になってしまい、病院はリハビリのみの治療しかてが打てず本年2月末4ヶ月の入院生活に区切りをつけ退院しました。
どうも手術中の神経麻痺の管理が悪かったとしか考えられません。近くの病院で同じようなリハビリを介護ヘルパーお世話になり始めました。現在は踵から先が駄目で家庭内は車椅子の生活です。
この先回復の見通しも立たずホームページを拝見し東洋医学での治療をも今後取り入れていこうと思っています。ひ骨神経麻痺についての回復は可能でしょうか?4ヶ月で少なくとも先端まで痛み、痺れが下がってきた事は事実です。よろしくお願いします。
A:
奥様はリウマチの上膝を人工関節になさったとのこと、本当に大変なこととお察し申し上げます。
結論から申しまして、奥様の腓骨神経麻痺が膝関節の手術と直接関係があるかどうかは判りませんが、かなり重症でおられることは文面から受け取れます。
腓骨神経麻痺の原因としては、例えば、膝窩部周辺の外傷や股関節部の脱臼、坐骨神経麻痺でも腓骨神経が障害されます。
「手術中の神経麻痺の管理」が悪かったとは、ここではなんとも言えませんが、私が治療した症例の中に、下肢のどこにも外傷もないのに朝目が覚めたら下肢全体が麻痺していたという患者さんがありました。
原因によっては、東洋医学でも効果が期待出来なくもありませんが、回復にはかなりの日数がかかることをご承知の上、リハビリの一つとして取り入れられては如何でしょうか。
いずれにしましても、リウマチがあることも考慮して、お近くの鍼灸の先生とご相談下さい。
どうぞ、奥様のお身体を大切になさいますように。
腓骨神経麻痺は、患者さんによって原因は様々ですが、結構発生する病気の一つであることが皆様からの質問で分かります。メールだけでなく先だっても、腓骨神経麻痺の件で、山口県からも電話での問い合わせがありました。