四十肩?
Q:
私は、2年ぐらい前から四十肩と言われ、近くの整形でマイクロをやったりキセノンをやったりして、1ヶ月ぐらいは痛みが止まったのですが、痛みが再発して鍼をやることになりました。約1年ぐらいやったのですが、いっこうによくならず、結局それは首の頚椎症のせいだと言われ、頸の手術は別の病院でやってもう半年になりますが、いまだに肩の痛みはとれません。起きているときよりも寝ているときのほうが痛いのです。私は透析も23年やっているので、透析もからんでいるからと言って、今現在は肩の運動とシップで様子を見て、それから円皮鍼を週3回ぐらいやってもらっています。そうすると、いくらかは違うような感じはします。
A:
四十肩とお書きになっておられますが、症状からして五十肩だと思います。正確には、肩関節周囲炎です。マイクロや鍼治療をされておられるとのこと、治療法としては正しいと思います。したがって、頚椎症や透析とは関係ないように思われます。
五十肩の特徴は、上肢を動かすとき肩関節に疼痛を誘発することや肩関節にROM(可動域)の制限があることです。さらに、夜間痛があるということです。ずきずきした痛みで、熟睡できないことが良くあります。
あなた様の場合、かなり時間が経過していますので、カルシウムの沈着も考慮して、今一度レントゲン検査を受けてみては如何でしょうか。円皮鍼も良いですが、鍼灸の先生とよくお話されて、肩K(けんぐう)の下一〜二横指に、置鍼を10分ないし15分ていどしてみては如何でしょうか。一日も早く回復されますように。