肘関節痛
鍼にソフトレーザーを併用して劇的に速効のあった一症例。
患者 Y.M(45歳)女性。
初診日 平成16年11月13日
今年夏ころ、右肘関節に疼痛を発生する。重い物を持ったりはたきをかけたりする動作が苦痛で、肘関節を中心に上下に放散痛があるとのことである。自宅で冷温湿布をしていたが回復せず、会社での作業中も痛みがあり、仕事に差し支えるとのことである。
肘関節に発熱はないが、軽度の腫脹があり、テニス肘様症状である。肘関節のROM(可動域)は以上ない。
初回は、患部に発熱がなかったため、血液循環の促進を目的に、前処置としてほっとパックを10分、その後鍼とレーザーをする。
2回目はほっとパックは中止して、鍼とレーザーのみとする。疼痛軽減がみられる。
3回目には、疼痛はさらに軽減して、肘関節のみに限局する。同僚からも「痛いといわなくなったね」と言われる。患者本人も仕事がスムーズにできるようになったと喜ぶ。
4回目は疼痛ほぼ消失して、一応完治したとして治療を終了した。
取穴は、肩井・天宗・膏肓・曲池・三里・四涜・外関・合谷です。
つぼの部位については、下記の経穴名検索をご参照下さい。