五十肩




 50肩は、肩関節の疼痛を主とする肩関節周囲炎の1症状です。50歳代以降より発生することから、加齢に加えて極度の筋肉の疲労や肩関節の冷えなどが原因ではないかといわれています。また、レントゲン検査で三角巾や上腕二頭筋腱などにカルシウム沈着が認められることもあります。

 症状としては、持続性疼痛をはじめ、軽度の腫脹と微熱を伴うことです。軽度のものから重症のものまで様々ですが、重症の場合は発生直後から、ずきんずきんとした拍動性激痛とともに、肩関節が全く動かせなくなります。夜間痛のため、熟睡出来ない場合もあります。1、2週間以上治療しないままでいますと、肩関節周囲の筋肉の緊張や硬結を発生しさらに、症状が固定して、肩関節ROM(可動域)の制限が発生し、一層治りが悪くなります。

 私がこれまでに治療した経験から、50肩の症状を発生して、数日の内に治療した患者さんは3〜5回程度の治療で回復していますが、2週間以上経過してからの治療は、慢性に以降してなかなか治りにくく、場合によっては半年〜1年以上の治療を要することになります。

 治療は、鍼を中心に症状によって、ホットパック・レーザー・ビームなどを使い分けています。代表的なつぼは、合谷・臂臑・肩ぐう・臑兪・天宗・巨骨・肩井などを用います。

 家庭における治療としては、入浴で十分患部を温め肩関節を動かすことと、その他立った姿勢で腰を屈曲位で、患部側の手に1キロ程度の重い物持って前後左右あるいは、円を描くように上肢を回します。

 ここで注意することは、肩関節に痛みを発生させない程度にすることです。そして、50肩と思われる症状が発生したときは、専門の鍼灸院などに相談することです。

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