ガイドヘルプの指導




 先般、社会福祉協議会より、ホームヘルパーを対象に高齢者や身体障害者が外出する際の誘導の仕方について、指導して欲しいとの依頼がありました。

 町社会福祉協議会の主催で、平成8年にガイドヘルパーとして登録された方を対象に、ガイドヘルプについて講習会を開いたことがあります。ところが、なぜかそれは一度だけで、立ち切れになってしまいました。「福祉の町」といわれながら、ガイドヘルパー制度があるのに、下諏訪町ではガイドヘルパーは制度化されていません。

 今回は初めての試みとして、ホームヘルパー3級を対象に高齢者や身体障害者の外出際の案内の仕方について行いました。26人が出席しました。その中に、男性が一人参加していました。

 当地では七五三のころになりますと、小雪が舞う年もあるのに、今年はその日が過ぎても暖かく、屋外で実地を行うには大変良い日でした。午前9時より、約1時間近くガイドヘルプの一般的なことについて話をしました。

 実地は二人が一組なり、その一人がアイマスクをして、階段の昇降や車の上下車を実際に体験してもらいました。案内する人もされる人もみんなは初めての体験で、ややぎこちなさそうに案内したり、手引きされる人も、アイマスクをしているため、おっかなびっくりでした。

▽ ガイドヘルプするときは、必ずガイドヘルパーの肘のやや上を握らせること。
▽ 歩車道のない道路では、ガイドヘルパーが車道側を歩くこと。
▽ 道路の段差は、上がるか・下がるかを教えること。
▽ 転んだりして怪我をさせないために、階段は上がるか・下がるかをはっきり告げること。
▽ 椅子やテープを案内するときは、椅子の背もたれに触れさせること・また、テーブルの縁に相手の手を添えて上げること。
▽ くるまに乗る際は、ドアを開けて車の屋根とドアをてで触れさせること。車の高さが分かって、安全です。
▽ 金銭のトラブルを避けるために、預かったお金は必ず預かった金額を確認すること。
▽ ヘルプをして知り得た情報は、他言してはならないこと。
 などは、ガイドヘルプするときの最低限必要な基本的な心得です。




  • 徒然なるがままへ戻ります


  • サイトトップへ