パソコン講習会




 IT戦略といって開始されたパソコン講習会は、全国各地に拡大して、当長野県でも高齢者もパソコン講習を受けている方が増えています。私の周囲にも、70歳程度の方々が何人もパソコン講習をを受けている者がおられます。

 これは、晴眼者を対象にした講習会であり、視覚障害者においては必ずしも十分とはいえないのが現状です。

 長野県視覚障害者福祉協会のパソコン情報研究部でも、5年前より独自に県内の視覚障害者を対象にパソコン講習を年数回開始していますが、十分とはいえず、それに視覚障害者関連ソフトウェアが高価であるということも重なって思うように進まないのが実状です。
 私も、以前から岡谷市・下諏訪町・諏訪市・野市の支部長を通じて、地元視覚障害者にパソコン講習を受けるようにと勧めてきましたが、なかなか思うようには進みませんでした。

 折りもおり、岡谷市では身体障害者を対象に、パソコン講習会を開き、22名の会員がメールの交換やネットサーフィンを出来るまでになり、今では会員の連絡事項はメールでやり取りするまでになったということです。

 この素晴らしいパソコンライフを、同市の視覚障害者にも共有したいとの岡谷市身体障害者福祉協会会長(堀内一光)さんが、私のパソコン環境を見に来られて、是非岡谷市で指導をして欲しいと頼まれて、10月1日に午前10時より開催しました。

 初回でもあり、視覚障害者用パソコン環境も整っておらず、私が視覚障害者も使えるキーボードや外付けスピーカー・スクリーンリーダーなどを持参しての講習会でした。

 パソコンのキーボードを触れるのも初めてだという人も居て、これからという本当に緒についたというところです。

 岡谷市では、視覚障害者のパソコン講習会は初めてでもあり、珍しいということもあって、新聞社や地元のテレビ局などマスコミ方が取材に見えていました。





  • 徒然なるがままへ戻ります


  • サイトトップへ