サウンド テーブル テニスボールに参加して!
去る3月30日(日)に、岡谷市で南信地区サウンドテーブルテニスボール大会が開催されました。主催者は、岡谷市身体障害者スポーツ協会(会長・堀内一光さん)で、今回が第3回目ということでした。
今朝の気温は、氷点下3度とテレビのニュースで報じていて、やや寒い1日でしたが、それでも、春分も過ぎると諏訪もようやく春らしい陽気となりました。
その春にうかれたわけでもないのですが、参加募集メールが届きましたので、年甲斐もなく私もサウンドテーブルテニスボールにはじめて参加してみました。
午前10時開始と聞いていましたので、定刻20分前には会場となる岡谷市体育館に着きましたが、まだ誰も見えていませんでした。それでも、10時ころには選手とボランティアの皆さんが到着しました。
本来なら南信地区大会でしたので、伊那市や飯田市からも参加して欲しいというのが主催者側の希望だったようですが、最終的には岡谷市・下諏訪町・茅野市からの参加者だけになってしまったようです。選手は男性4名・女性4名の計8名それに、ボランティア7名内1名は公式審判員で合計15名でした。
会場は1号室が当てられていましたが、まだ準備一つされていませんでした。家を出たときも肌寒いと思いながらタクシーに乗りましたが、部屋には暖房もなく、入った瞬間ひやっとする寒さが足元から上がって来るような感じがしました。すぐ卓球台を出したりして、準備を整えて、プレイが開始されたのは10時半近かったでしょうか!!
幸いといおうか偶然といおうか、選手は男女4名づつだったため、それぞれ男性と女性のグループに別れてプレイをすることになりました。総当たり戦で、11点3ゲームということで、サウンドテーブルテニスボール」の公式審判員のプレイという号令で、男性グループからゲームが始まりました。
話に聞くと、岡谷市から参加された皆さんは、年に2〜3回は練習しているとのことでした。私以外は、選手はちゃんと運動靴を履いていたと一緒に行ってくれた晴眼者が話してくれました。私がプレイしていた3・40年ころとはルールが違っていて、面食らってしまいました。茅野市から参加されていた方もよく練習もしていてルールには慣れていましたので、注意を受けたのは私ぐらいでしたね(苦笑)。
視力の有無に関わらず、プレイ中はアイマスクをする規則になっていて、これによって私は、かなり感覚が鈍った感じになりました。汗をかく間もなく、私は1勝もするどころか1ゲームも取れませんで、惨敗でした(笑い)。でも、久しぶりに良い運動になりました。審判員はお世辞に、私に「勘が良いから練習すれば大変上手になり、他の選手は打ち返せないだろうね」、といいました。
数十年前は、「盲人卓球といっていたのに、現在は「サウンドテーブルテニスボール」というそうです。「盲人」という言葉の響きがよくないのか、「盲人卓球」に限らず、盲人バレーは、「フロアーバレーボール」、盲人野球は、「グラウンドソフトボール」と呼ぶようになったそうです。
サウンドテーブルテニスボールは、球をネットの下をくぐらせるプレイです。球の直径は4センチメートルで中に金属粒が4個入っています。これはテーブルの上を転がるときに音が出るようにするためです。
卓球台は縦280センチメートル位・横150センチメートル位の平面の板の中央にネットを張り、そのネットの下を球が通れる程度の4センチ2ミリメートル隙間を空けておきます。ラケットで球をうまく撃たないと、ネットに当たって相手側へ転がって行かず、大変難しいゲームだと思います。