この寒い季節、北海道の日本海がではとびっきり旬の魚が水揚げされます。　１年にこの時期にしか味あうことのできない、知る人ぞ知る「かじか」です。
　１２月２０すぎから翌年の１月２０日くらいの一ヶ月間のみ多く卵をだきます。みためはグロテスクな不細工顔ですが、身からあふれるだし汁はおいしすぎて、箸でつつきすぎのあまり鍋を壊すともいわれています。（鍋壊し）

　食べ方は主に鍋や汁にして召し上がります。ぶつぎりにした身と頭も一緒に鍋にいれてもよし、塩仕立ての三平汁、うすく味噌をといて、かじかのうまみを引き出した味噌汁にも最適です。そのほかにも淡白な身をフライや煮つけにしても美味なこと間違いありません。

　卵はイクラよりも小さくタラコより大きいくらいの大きさを目安にしてください。なんといっても醤油付けにして召し上がるのが最高の逸品です。漁師である私でも自身をもって最高の美味しさだといえます。

●到着後は必ず速やかに冷蔵庫で保管、あるいは調理してください。

●到着当日中にお召し上がりください。生ものですのでなるべく早くお召し上がりください。