迷いの森シナリオ(スロウテイル04年11月20日開催予定)

:依頼内容:一ヶ月程前から村の近くの森で道に迷い遭難する者が続出しております。テイベの村は狩猟で生計を立てている小さな村なのですが、狩に出る事も出来ず困っております。なにやら不思議な力がはたらいているようなのですが・・・。


:PC人数:2〜4人位


:予定時間:3時間位


:内容:



場所:テイベ村入り口:
登場NPC:村人A(40代半ばの男性)


・依頼を受けた冒険者たちがテイベ村に到着したところから始まる。
・テイベ村は人口30人程の小さな村。村の北側に広がる森で狩猟を行いしれで生計を立てている。
・人口の80%が50歳以上という典型的な過疎の村。
・広場に着いた冒険者たちを村人Aが迎える。
・時刻は午前6時頃。(村の朝は早いので広場に他に人が居てもおかしくない時間だが、村人Aの他に人影は見えない)
・挨拶もそこそこに村人Aは「大変な事がおこった」と冒険者たちを村長の家へ案内する。



場所:テイベ村村長の家:
登場NPC:村長(60代後半の男性)
登場NPC:マイラ(行方不明になった双子の母親:40代前半の女性)
登場NPC:エミリア(村の娘:18歳女性:銀色の髪に銀色の瞳。細身の身体つきだが、村一番の弓使いと豪語する勝気な少女:パーティに同行する)


・冒険者たちが村長の家へ通されると、広間に20人程の村人が集まっている。
・そこで、村長から「マイラのとこの双子の兄妹が昨夜から行方不明だ」と告げられる。
・森以外の場所は探したが見つからない。もしかしたら森に入ったのではないかと危惧する声が上がっている。
・森に入った者が道に迷うという事件がおこったのは1ヶ月前の事。
・最初の内は迷ってもすぐにもとの場所に戻れたり、知っている道に出たりしていたので、森の精霊にでも化かされたのだろうと笑い話にしていた。
・ところが一週間程前に森の狩場に向かった村人が一昼夜道に迷い森の中を彷徨うという事件が起こった。
・その後、何人かの村人が森に入ったが、狩場には辿り着けず同じ目にあっている。
・四日前から村長は村人に森へ入る事を禁じた。
・役人に調査を依頼したが、小さな村の事、真剣に取り合ってはくれない。
・狩猟や薬草などの採取によって生計を立てているので、このまま森に入れないと生活が出来なくなってしまう。
・双子はよく森で遊んでいた。
・森の入り口に広場があって、木の上に小屋が作られそこで遊んでいた。
・森の広さは東西に20km、南北に40km程。
・村の入り口から大人の足で2時間程北に入ったところが狩場となっている。
・森で取れるのはキジバトやイノシシなど。時には熊も出るらしい。
・昨日、子供たちは昼を食べに家に戻っている。
・慌てている様子で、奥の部屋でガサゴソやっていたが、何時の間にかまた出かけてしまっていた。
・不審に思って奥の部屋を調べると、亡くなった子供たちの父親の本棚から薬草の本がなくなっていた。父親は薬師だった。
・村長やマイラから子供探しの依頼を受ける。
・そこへエミリアが現れ同行を申し出る。
・装備を整え森へ出かける。



場所:森の入り口:
登場NPC:村の長老ブライ老人(100歳を超える男性:最近ボケてしまった)


・村の方から森の入り口に立った冒険者たちの方へ、老人が近づいて来る。
・老人は村の長老ブライ。
・冒険者たちを気に止める様子もなく、森を見上げて「呪いじゃ、魔女の呪いじゃ・・・」とぶつぶつと繰り返している。
・老人が子供の頃、森には魔女が移り住んできたという噂が広まった事があったらしい。
・が、誰も魔女の姿を見たものがいない。
・森の入り口は村人の手が入っているらしく、下草はかられ、歩きやすそうな道が北へと伸びている。
・・・足跡捜索:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:特に変わった様子はない。
・・・成功:複数の足跡が見つかる。クリティカルならば、大人と子供の足跡が森の中へまた、外へと続いている事がわかる。



場所:木の上の小屋:


・間もなく15m四方の小さな広場に出る。
・中央には大きな木が一本。その枝の上には小さな丸太小屋が建てられている。
・ココが子供たちの遊び場だったようだ。
・道は北と東へ分かれている。
・西側は藪になっていて人が通れるような道はない。
・・・足跡捜索:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:複数の足跡が見つかるが、踏み荒らされていてどちらへ続いているかはわからない。
・・・成功:複数の足跡が見つかり、そのうち大人の足跡は北と東へ伸びている事がわかる。
・小屋へは縄梯子がかかっていて、大人1人くらいは上がれそうだ。
・小屋を探すなら、木の机の側に玩具や絵本に混じって薬草の本を発見する事が出来る。
・・・薬草の本を調べる:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:特になにも見つからない。
・・・成功:本の間から紙片が見つかるそこには子供の字で『ルチール・ダルモルトル・ルルルルル〜』という走り書きが見つかる。
・この走り書きを口に出して唱えた場合:木々がざわざわとざわめくのを感じる。
   ・東へ行く→橋の壊れた川へ
   ・北へ行く→3本杉の分かれ道へ
   ・西へ行く→藪を通りぬけようとした場合、ぐるっと回って同じ広場に出てしまう。



場所:橋の壊れた川:


・30分程歩くと川へ突き当たる。
・川幅7.8メートル。木の橋がかかっているが、中程で壊れて流されてしまっている。
・・・足跡捜索:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:とくに足跡はみつからない。
・・・成功:熊の足跡を見つける事が出来る。
・川の向こう岸はやはり森になっている。そのまま真直ぐに進むと街道へ出るはずである。
・川を渡るのなら
・・・川を渡る:2D6+うんどう 目標値:難しい行為
・・・修正値:武器を持ったまま:−1、重い防具を着たまま:−1
・・・失敗:川を渡れず流されてしまう:HP−2
・・・成功:向こう岸へ渡る事が出来る:クリティカル以外は体力を使い:HP−2
・・・二人目以降、ロープ等を使う場合は判定に修正値+1する。
・・・全員渡るならこれを繰り返す。
・全員が川を渡ると、小熊に遭遇する。
・川を渡って逃げるなら判定せずに全員渡れた事とする。但し全員HP−2
・小熊と戦うなら(HP20/ちから2/うんどう2/ちせい1/うんめい1/攻撃10/防御4)
   ・もとの道を戻るなら→三本杉の分かれ道へ
   ・小熊に勝利して西へ進むなら→木の上の小屋の広場へ



場所:3本杉の分かれ道:


・1時間程進むと正面に3本の大きな杉の木が見えてきた。
・道はT字路になっていて東西に続いている。北へは杉の木に阻まれて進む事が出来ない。
・・・足跡捜索:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:とくに足跡はみつからない。
・・・成功:杉の木の一本に熊の爪あとを発見する事が出来る。
   ・東へ進むなら→ぐるぐると1時間程彷徨い歩き3本杉の分かれ道に戻って来てしまう。
   ・西へ進むなら→石像のある分かれ道へ



場所:石像のある分かれ道:


・再び1時間程進むと正面に石像が見えてきた。
・道はT字路になっていて南北に続いている。
・・・足跡捜索:2D6+ちせい 目標値:普通の行為
・・・失敗:特になにも見つからない。
・・・成功:南の方から「わぁぁぁぁ」という男の悲鳴が聞えてくる。
   ・北へ進むなら→2時間程彷徨って3本杉の分かれ道へ
   ・南へ進むなら→
   判定に失敗している場合:道の向こうから男がかけてくる。
   判定に成功している場合:男が灰色熊に襲われている場面に出くわす。



場所:南の道:
登場NPC:キース(30代後半位の男性:村人ではないよそ者の薬師:薬草をとりに入って道に迷った。)


・判定に失敗している場合:
・道の向こうから男がかけてくる「向こうで灰色熊に出会った」という。
・南へ進み灰色熊に近づくなら戦闘。
・灰色熊(HP30/ちから4/うんどう3/ちせい1/うんめい1/攻撃12/防御5:特殊攻撃ベアハッグ)
・戦闘に勝利するとキースは同行を申し出る。


・判定に成功している場合:
・南へ進むと灰色熊に襲われているキースを発見する。
・助けるならば灰色熊と戦闘。
・灰色熊(同上)
・戦闘に勝利するとキースは同行を申し出る。


・ここではどちらの場合でも戦闘に勝利しなければ南へ進む事は出来ない。
   ・戦闘に勝利し南へ進むなら→再び木の上の小屋のある広場へ
   ・戦闘に勝利し北へ進むなら→石像のある分かれ道は見つからず、三本杉の分かれ道へ出てしまう。


・キースを助け同行させているなら→どの道を進んでも最終的には木の上の小屋に出る。
・キースを同行させていないなら→そのまま道を彷徨いクエスト失敗で終了。



場所:木の上の小屋:


・キースを連れている場合
・小屋へ続く道で双子の声を聞くことが出来る。
・「お兄ちゃんが悪いのよ。大事な本忘れてきちゃうんだもん」
・「だって、ジョシュアが持ってると思ったんだもん」
・「とにかく急ぎましょう」
・「うん、ルチール・ダルモルトル・ルルルルル〜」
・その声と共に二人は西の藪の中に消えてしまう。
   ・呪文を見つけている場合→西の藪の前で呪文を唱えると、木々がざわめき人が通れる程の道が出現する。
   ・呪文を見つけていない場合→正確に呪文を聞いたかどうかを判定。
・・・2D6+ちせい 普通の行為
・・・ひとりでも成功すれば道が開ける。
・・・全員が失敗すれば、道は見つからずクエスト失敗で終了。



以上



:追加:
・森の中の道は実際のプレイ時間によって変更する。
・この場合、キースと出会っている事がクリア条件なので、南の道以外でキースと出会う場面を作る。
・灰色熊の攻撃:ベアハッグとは、灰色熊のHPが半分を切ると、誰かひとりに抱きつきその動きを封じ、締め付けてダメージをあたえる攻撃の事。抱きつかれた者は判定を行い成功ならこれから逃れる事が出来るが、失敗ならばダメージを受ける。成功しないと通常の攻撃が出来ない。但し、灰色熊も1人に抱きついている為、他の者へ攻撃する事は出来ない。また、回避判定にも−2の修正をうける。