松明あかし
 「松明あかし」は須賀川城落城後四百年以上に渡って続いている火祭りで、日本三大火祭りの一つと言われている。

 須賀川城落城により滅亡した二階堂氏を慕い、またこの戦いで失われた多くの御霊を弔うため旧家臣・領民が始めたと言われている。

 古くは旧暦の10月10日に新領主の目を憚り狢狩りと称して行われていたそうですが、現在は例年11月の第2土曜日に行われている。

 火祭り会場は「翠ヶ丘公園」の五老山と姫堂一帯である。

 祭り当日は、武者行列が市内を練り歩き戦国絵巻そのものである。 

 実は、私も「松明あかし」を一度拝見したことがある。

 私は、ある年の10月に、偶然にも須賀川市の隣郡山市に数日間の日程で出張することになった。

 偶々、その年は福島国体が開催され、例年なら11月に行われる「松明あかし」が、私の出張が終わる次の日に開催されることになったのだということを、地元の新聞で知りました。

 出張が終わってから一日だけ須賀川市に寄る予定にしていた私は、先祖の墓や菩提寺を訪れ、夕方から「松明あかし」を見学しました。

 残念ながら、列車の時刻もあったので最後までは見ることが出来ませんでしたが、もし「松明あかし」を見る機会がなかったら、当時自分のルーツについてあまり興味がなかった私が、一族についての本を書いたり、戦国大名二階堂氏についてのサイトを作ることはなかったであろうと考えると、何か不思議な気持ちがする。

 なお「松明あかし」についてのサイトは結構多いので、そちらも参考にされると宜しいかと思います。
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御神旗奉受式の画像
二階堂神社で行われた御神旗奉受式の様子
(佐藤 裕久さん撮影、平成16年11月13日)
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