イメージを読みとる/ヒグマ春夫

Art Meeting 2016-田人の森に遊ぶ-/海べの知覚・杜の知覚/旧田人第二小学校・理科室

映像インスタレーションのこと・・・
「海べの知覚・杜の知覚」東日本大震災で海岸線は、甚大な被害を受けました。あれから5年の歳月が経ちました。今、海べで何が起きているのか? 何が起ころうとしているのか? 何が起きたのか? をキーワードにカメラを向けたいと思う。

いわき市田人町で、「アートミーティング-田人の森に遊ぶ-2016」が開催された。わたしは映像インスタレーション「海べの知覚/杜の知覚」を考へ、その会場でダンサーとの映像パフォーマンスを組み込んでいた。映像インスタレーションの会場となったのは、旧田人第二小学校・理科室だった。理科室には実験で使ったであろうビーカや虫かご、皿、ボール、何故か何台もの電気炊飯器などや、壁面には実験の段取りを組んだ手書きのプラン表やその時の様子を写した写真が鋲で何枚も張付けてあった。こういった物は出来るだけそのままの状態でインスタレーションを組み込むことにした。モニター1台のアクシデントを除けば他は順調に進んだ。
勿来海岸と岩間海岸に向かった。勿来海岸より岩間海岸の方が3.11の津波被害は大きかったと聴いた。今、砂浜や波、テトラポット、ペットボトル、空瓶等々にカメラを向けても当時の面影は浮かんでこない。しかし、何か違う光景を感じる。見えない何かがわたしの中で生まれつつある。
橋を渡って進むと、山本邸が見える手前に丸太橋がある。勝手にわたしは丸太橋と呼んでいるのだが、本当の名前はわからない。その丸太橋が昔から好きだった。その橋から何度も渓流を撮った。撮るたびに水の表情が違った。一度はその橋から渓流に向けて映像を投影したこともある。まだその渓流にわたしは溶け込んでいない。また何時の日か撮りに来るだろう。
映像インスタレーション「海べの知覚/杜の知覚」は、海や森をじっくり見詰めカメラを向けることから何かを考える構想だった。アートミーティングの会期中ほとんど田人に滞在し「海や森」を見詰めることが出来た。その先に何が生まれるかはこれからの問題だろう。今はそう考えている


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海べの知覚:東日本大震災で海岸線は、甚大な被害を受けました。あれから5年の歳月が経ちました。今、海べで何が起きているのか? 何が起ころうとしているのか? 何が起きたのか?

映像インスタレーション/海べの知覚

会期:2016年10月12(水)〜16日(日)
会場:キッド・アイラック・アート・ホール 5階ギャラリー
映像インスタレーション:ヒグマ春夫+杉山佳乃子(ダンス)
15:00〜16:00 映像インスタレーション・タイム

19:00〜音とのコラボレーション・タイム
料金:当日2000円、予約1500円

10月12日(水)慶野由利子(Computer Music)
10月13日(木)田中悠宇吾(シタール奏者)
10月14日(金)吉田一夫(フルート)
10月15日(土)塩高和之(琵琶)
10月16日(日)翠川敬基(チェロ奏者)

予約:03-3322-5564(キッド・アイラック・アート・ホール)Mail予約


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ヒグマ春夫(映像)勝井祐二(vln)姜泰煥(as) 11月2日(水)開場 18:30/開演 19:00

韓国の至宝・世界的なサックス奏者の音色は、
豊かな色彩に富んだ水墨画の境地にある。
複数音域をハーモナイズさせるマルチフォニック奏法や、
呼と吸を同時進行させるサーキュレイト奏法など、
幾多の技法が無比の世界を表現する!
人気バンド「ROVO」を率いて、
電気ヴァイオリンをインプロヴァイズする勝井祐二の 音の絡みにインスパイヤーされて、
美しくも鮮烈な映像が一体化してゆく、
独自の発想と技法でパフォーマンスを永続する、
ヒグマ春夫の映像マジック!

11月2日(水)開場 18:30/開演 19:00
会場:キッドアイラックアートホール
156-0043 東京都世田谷区松原2-43-11
(京王線・井の頭線、明大前駅下車 徒歩2分)
前売3500円/当日4000円
予約問い合わせ:キッドアイラックアートホール
Tel:03-3322-5564 Mail予約
企画制作:株式会社ビクトリィ/大木雄高問い合わせ



Vol.76批評 Vol.77批評


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平成絵巻「方丈記」/楽琵琶の秘曲演奏とともに現代に蘇る人生観を原文で聴く。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 <出演:朗読・伊藤哲裁/琵琶・塩高和之/五弦ウッドベース・水野俊介/映像・ヒグマ春夫> 2016年6月10日(金)開演18:00 会場:相模原南市民ホー 042(749)2110 2016年6月30日(木)開演14:30 会場:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール(西宮北口)チケットの取り扱い:兵庫芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255

方丈記 3/26・批評


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東日本大震災で海岸線は、甚大な被害を受けました。そして、福島第一原子力発電所事故。あれから5年の歳月が経ちました。今、海べや杜で何が起きているのか? 何が起ころうとしているのか? 何が起きたのか?

アートミーティング「田人の森に遊ぶ」2016/会期:2016年7月30日(土)〜8月20日(土)

参加作品:海べの知覚/杜の知覚
映像インスタレーションとパフォーマンス



Visual paradigm shift The 11th ACKid 2016 contents 覗き見の部屋 DIFFERENCE(川崎市岡本太郎美術館) DIFFERENCE 2008(国立新美術館) DIFFERENCE(テヘラン現代美術館) Echigo-Tsumari Art Triennial 2009


Higuma Haruo(Artist)
映像が介在する表現に固執し「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト」を継続中。他にコラボレーション企画「ACKid」、「連鎖する日常/あるいは非日常・展」がある。Art Meeting 2016-田人の森に遊ぶ- を契機に「映像インスタレーション/海べの知覚」を思索中。

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