兵庫教育大学学校教育学部付属小学校研究会 参観まとめ
平成 16年 2月 15日

 兵庫教育大付属小では、文科省の指定を受けて『人間発達科』という教科の研修を行っています。今回の出張の目的はこの人間発達科という教科はどんなものかというのを勉強してくるものでした。したがって、そのことについてのまとめを研修報告とさせていただきます。なおこの教科は実験校で行われている教科ですが、もしかしたら将来我々の現場にも導入されるかもしれません。こんなことを文科省はやっているだんということをお伝えします。

人間発達科が生まれてきた背景
いじめ、不登校、少年犯罪、学級崩壊 ←子どもたちの問題行動
子ども虐待 ←親の問題


最近の研究報告
少年犯罪 子どもの行動異常
→子ども虐待など親の養育行動と関連

   そのためには
幼い子どもを理解し、適切に関われる
 養護的、社会的な心を育む教育
 


 「このような時代だからこそ子どもたちに養護性を持たせる教育をしていくことが必要である。」という観点からこの教科が生まれたようです。

人間発達科の内容
目的
・心と体の発達と様々な人とコミュニケーションや関わり方を体験的に学び、社会性、養護性を育むことをねらいとする教育プログラムの開発を進める。

目標
異年齢の人々の交流や観察を通して、人間の成長、発達に関する現象やその背景にある養護的なかかわりに気づき、理解を深めるとともに、人とかかわる楽しさを味わわせ、社会性、養護性を育む。

各学年の内容
 人間発達科は、3年から6年までの教科。年間35時間当てる。教科として特設している。


具体的な内容
3年生
  発達比べの学習
4年生
赤ちゃん会の学習
5年生
感情についての学習
6年生
思考の発達についての学習

授業を参観して
 3年生 発達比べの授業
 5年生とペア活動したり、1年生と一緒に給食を食べたりする中で、今の自分たちとの違いを見つけ、自分の成長・発達を見つめる授業をしていました。自分の成長をあらためて考えることは子どもにとってとても興味深かったようで意欲的に取り組んでいました。

 4年生 赤ちゃん会の授業
 赤ちゃん会のまとめ授業をしていました。赤ちゃん会というのは、定期的に赤ちゃんのいるお母さんと赤ちゃんを学校にお招きして、赤ちゃんを接する中で赤ちゃんのことを知る授業です。参観授業では、その時の様子のビデオを見て、赤ちゃんのことについてのまとめをしていました。赤ちゃんは、1回だけでなく数ヶ月ごとに学校に来るので赤ちゃんの変化を比較する話し合いが主なものでした。実際の赤ちゃんが学校に来るということが、とっても魅力的だなと思いました。

感想
 2つの授業から、人間発達科というのは、子どもたちに発達している自分を考えさせるものなのかなと思いました。日々子どもたちは、成長はしていますが、客観的に考えていることは少ないのではないかと思います。暗い事件の多い昨今時代が要求している教科かなとも思いました。

 詳しい内容はよく分かりませんが興味のある方は、要項が私のところにありますのでご覧ください。