狼に育てられた子  アマラとカマラ

 

人間の授業 追試  3年生に

 

今日は、「人間」について考えていきます。(黒板の中央に大きく「人間」と板書。

おもむろに「人間でなんだ。」て聞かれてもなかかなむずかしい。人間は、動物だ。他の動物と違うね。どういうところが違うのか、ということについて考えていきます。

 

 

「カエルの子は、カエル?」

カエルの子はカエルですか。

 A、カエルの子はオタマジャクシと答える

 

「カエルの子はカエル」っていうことわざを知っていますか。

どんな意味か知っていますか。知らなくてもいいです。むずかしいことがだんだん分かることが勉強だからね。 カエルの子オタマジャクシは結局大きくなるとカエルになるね。それをもう少し難しく言うと「親の性質や職業がそのまま子供に移ることを、カエルの子はカエルという諺にしました。

 

では、犬の子は、子犬。猫の子は子猫。人間の子は、赤ちゃん。

 

人間の子は赤ちゃんですが、赤ちゃんは人間といえますか。

言える  言えない

数を調べる。

 

 

なるほど 実は、人間の子は、ひとりで人間になるかっていうと・・・人間にはならないのです。こんなお話があります。

 

(話をするときには、子供の目線で話をする

ここは暗記して話した方が、子供たちに説得力がある

 

昔、インドの奥地の方で、洞穴にばけものが出るという噂が立ちました。そこでシング牧師、つまり教会の人ですね。その人が調べに行きました。原住民といってそこに住んでいる人に案内されてその洞穴のところで様子を伺ってたんだって。すると夜になり、やがて月が出てきた。そうすると何と暗闇の中にいくつかの目が光ってたんだって、こわいね。原住民達は、でたあーとってにげちゃった。だけどシング牧師は、逃げないでじっと見ていると、そうオオカミだったんだよ。(オオカミの絵を黒板にはる)オオカミが月に向かってウオーてほえたんだ。そしてよーく見るとそのオオカミに後ろに4つ足になったみんなぐらいのどうみても人間ようないや人間のようなオオカミ。どっちかわからないけどとにかく「化け物」がいてね。シング牧師は、あみでとうとうその化け物を捕まえたんだよ。怖かっただろうね。

捕まえてみるとやっぱり人間だ。でもオオカミに育てられてた人間だった。きっとオオカミが人間の子をさらったんだね。

ここに写真があります。見たいですか?どうしようかな。もったいないから見せるのやめようかな。と子供たちの注意を引く。

 

スープをなめている写真を見せる

何の飲み方に似ていますか。そうだね犬だね。どうしてこんな飲み方をするんだろう

 

オオカミに育てられたから  と子供たちは答える

オオカミに育てられるとどうしてこういう飲み方になるのだろう

オオカミの親がこういう飲み方をしたから

 そうです。親のオオカミが教えたんだね。きっと。人間だったら、川の水を飲む時どうするだろう。たぶんこうやって(身振り)手ですくうよね。

オオカミに育てられるとオオカミの習慣が身につきます。オオカミはスープを飲むときには、舌でペロペロしてなめますね。その方法を母親のオオカミから教えてもらったのです。

 

人間のように手を使うためには何が必要ですか。

それは、2本足で立つことですね。手を使わないと脳の発達をが遅れるのです。二人の子供は、アマラとカマラという名前をつけられました。アマラとカマラはオオカミになる勉強をしていたんですね。

 

アマラとカマラはシング牧師の前でどんな1日を送ったと思いますか。

食べる時は、スープを飲むときには、ペロペロとなめてのみますね。水はどうしますか。コップを使うのですか。4つんばいではコップは使えません。当然、ぺろぺろなめます。食べるときはどうですか。歩くときはどうですか。2本の足で歩きますね。

 

みなさんもやってみてください。といって机の上にお皿があったとしてなめるまねをする。

 

寝るときはどうですか。布団に寝ないで二人でくっつきあって寝ていました。この写真もあるんだけど、見たいですか。たくさん発表してくれなと見せるのやめようか。

 

食べるものは何だった思う。実は生の鶏肉を食べていたそうです。これも写真があります。歯は磨いたかな 話すことができたかな 食べている写真もあるんだけど見ますか。時には腐った鳥の肉の内蔵を自分で切り裂いて食べていたそうです。

 

話す事は出来たと思う。当然できないね。オオカミは、夜生活するから昼間はじっとしていたそうです。そして夜になると決まって犬がよる鳴くように大きな声でほえるんだって。ほえることしかできなかった。

 

発見された時のカマラと君たちと違いますか

 

違う 

 

手を使う

勉強をする

はしを使う

話す

字を書く

動物のようなことはしない

 

みんなはいつ今話したようなことができるようになりましたか

例えば産まれてどれぐらいで立てましたか

 

 

では、君たちは、いつから話が出きるようになりましたか。覚えていますか。先生は自分の子供がいるからだいたい分かりますが。ママと言えるようになったのはいつですか。列指名。分からない場合は、「分かりません」

参観に来ている母親に聞いてみる

 

いつから手を使っていますか。最初は手を使って物を持ったりします。覚えていますか。列指名

参観に来ている母親に聞いてみる

 

カマラもシング牧師と一緒に人間になる勉強をしました。

練習をして歩くようにもなりました。

何年かかったと思いますか

列指名

6年かかったのです

写真を見せる

そして少しは言葉も覚え 少しずつ少しずつ人間に近づいていったのです。

しかし、17歳でカマラは亡くなってしまったのです。

 

 

 最初から人間のお母さんに育てられたら、こんなことにはならなかったでしょう。だからこそ君たちは、今勉強をしたり、先生やお家の人にいろいろなことを教えてももらったり、いいことを進んでやったりして、立派な人間になる勉強をしなくてはいけないのです。

 

  人間という字をもう一度見てください

人の間と書きますね 人と人間

 

人間の中で人間として育っていくのです それが人間なのです

立派な人間になるように頑張っていきましょう

また、今日の感想を書いてください