6年3組学級通信 平成10年3月19日
最終号 友 達
卒業式を迎える君たちに
『学校2』という映画があります。その映画をみて先生はたいへん感動したのですが、
その映画は、高校の養護学校が舞台になっています。養護学校では、クラスに3人先生がつきます。
竜先生 西田としゆき
こば先生 知らない俳優
けいこ先生 石田あゆみ
この3人の先生のクラスに1年生が入学します。
入学した子は、どの子も障害を持っている子で、ある子は話をしない子、またある子は、自分が何をしているのか分からないでいる子たちです。その中の2人について書きます。
たかし 話をしない子 高校生になっても何もしゃべらない子。
ゆうや この子はすぐに暴力をふるったり、うんちをそこらへんにしてしまう子、
自分が何をしているのか分からない子。
ゆうやを新米のこば先生が主にみることになりました。こば先生は、ゆうやをおさえようとしてしがみついたりするのですが、なかなかいうことを聞いてくれません。頭をたたかれたりします。
しかしある日、何もいままでしゃべらなかったたかしが初めて
「やめろ。」と言うとゆうやは、「勉強。」と言って暴れるのをやめたの
でした。
このことからこの二人は変わります。
ゆうやはたいへん素直になります。たかしは話をすることができて、
弁論大会で準優勝をおさめることもできました。
これはすばらしいことです。
この二人を変えたのは、先生の援助もあったと思いますが、学校というところなんですね。学校には友達がいて友達と話をすることがで
きる。友達との関わりでこの子たちは変わったのです。
この映画をみて先生は、学校は子供達がきたいような場所にしなくてはいけないと思いました。
子供たちが学ぶ楽しさのある授業、子供たちが楽しく学校を過ごすこと、
子供たちが仲の良いクラスにすることなどを念頭において君たちと接してきました。
その結果君たちはたいへん明るく元気のある子供たちに成長しました。
・みんなでやった劇、一生懸命に取り組んでいました。
・班での授業、ホワイト黒板に自分たちの班の考えを絵などを入れて書きました。
・なんといっても楽しかったのは、日頃の君たちの様子です。
給食の時に、面白いことを言っては、笑いながら食べていましたね。女子も男子の様子を見て、くすっと笑ってそれを見ていました。
どれも忘れられない思い出です。友達の中でみんなは成長したのです。
3年が過ぎて卒業式の日に3人の先生は、次のようなことを言って生徒
とお別れしました。
竜先生 泣いてしまってほとんど話をしなかった
こば先生 君たちは明日からは社会人は、厳しい世界が待っている。これからは毎日が戦いだ。泣きたい時、さみしい時に何度もあるだ
ろう。つらい時は、いつでもおれんとこに来い。と言って泣いてしまう。
けいこ先生 一人一人にやさしい声をかける。
先生は、この3人の先生と同じように、たいへん別れがつらいわけで、
今まで楽しかった分、面白かった分、本当にさみしいです。
この友達との楽しかった思い出を、心のポケットに入れておいて下さい。
寂しくなったりつらい時にそのポケットから、この思い出を出して下さい。また、先生のところに遊びに来てもかまいません。
人間はけして一人では生きてはいけません。
これからも先も、出会いを大切にし、友達を大切にし、人生という大海原を進んでほしいと思います。けしてあきらめずに夢を持って!きっとその先にはいいことが待ち受けています。
保護者の皆様 ありがとうございました。
保護者の皆様、今日は、卒業式に出席していただきありがとうございました。
子ども達と1年間一緒に生活をしてきまして、感じることは、子ども達がたいへん素直で私たちの教師のことをよく慕ってくれたことです。
これもご家庭の教育力の成果ではないかと思います。中学でもこの子達ならしっかりやることができると確信しています。
いきとどかないことが多々あったと思いますが、学校に協力していただきま
してありがとうございました。