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総合学習研究通信 No.3
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1.総合学習どんなタイプ・類型があるか
(1) 教科と教科を混合するタイプ
クロスカリキュラムの形を取る。共通する単元については、教科の枠を越
えて学習をする。
(2) 教科の学習に何かをプラスするタイプ
教科の学習に、環境・福祉・国際理解・情報・自然体験・英会話の項目を
つけ加える。例:社会「商店街」+環境「エコマーク」など
(3) 教科の壁を越える横断タイプ
子どもの願い、思いが教科の枠にとらわれずに発展していく学習活動。
例:自然の池を作りたい → サイホンの原理、用水の許可を得る、川の
汚れなど
(4) テーマをたてて学習するタイプ
地域の歴史や文化・伝統をテーマにあげて、学習を進めていく。例:地域
の城の作りや歴史を調べて、お城物語にまとめよう。
(5) 子どもが個別に選ぶ選択タイプ
課題別学習の形を取り、個々に選んだ課題別に学習を進めていく。例:自
分たちの街について → 街の環境、水の汚れ、外国の人々、工場、生き物
(6) 無理なく入る柔軟・弾力タイプ
2.総合学習先進校からのメッセージ
(1) 総合学習のすばらしさと苦痛
総合学習のすばらしさ
・活動時間の保障
・学校の創造、独自性の発揮
・6年間を見通すカリキュラム開発
総合学習の苦痛
・活動時間はありすぎるが、自分の学校には、子どもが生き生きと活動
するようなカリキュラムや実践例がない。
(2) カリキュラムをどう見つけるか
今までも取り組んできている学年行事や集会活動を見直し、ネタを探す。
・環境、ボランティア等の柱の中に位置づけることができるか
・これまでは取り組んでこなかったが、子どもたちに体験させたいと考
える内容、活動
・教科の発展として学年で取り組める内容
(3) 総合的学習とインターネット
インターネットは学校と社会をつなぐ窓になる。
・最新情報をインターネットで収集
※ 図書館や目的の場所に出かけることなく、最新情報をいながらにして
得ることができる。
・ホームページでの情報発信
※ 学習成果を教師と協力してホームページとして作成する活動。学級内
で行った学習発表会をもとにして、教師がホームページの作成をする。
・メールボランティアとの交流
※ メールボランティアとは、児童の学習成果のホームページを見ていた
だき、意見や感想をメールで寄せていただける人たちのことである。
三番町小学校でも、駿河竹千筋細工の黒田さん、果物づくりについて
杉山さんなどからメールやアドバイスをいただいた。
3.わが校の「総合学習の時間」ハイライト
(「総合的学習を創る」から抜粋)
(1) ミラクルレストランを開こう
・地域探検で手に入れた木の実を使って自然の味わいを工夫
(2) ぼくらの手づくり自然池
・池をツルハシやクワで掘る
・サイホンの原理で用水路から水を引く
・ゲストティーチャーに教わりながら、池を木槌でたたく
(3) ぼくたち地域の未来を構想しよう
・KJ法により、たくさんのアイディアから自分の考えを作っていく
・地域の未来図を書く
・地域の人とともに大気汚染マップを書く
・ゲストティーチャーから大気汚染を調べるカプセルづくりを教わる
(4) 卒業論文発表会
・研究の成果をまとめて発表する
(5) 職業体験
・養鶏場など40あまりの職場で1日働く体験をする
(6) 製材所のヒミツを調べよう(世界の森林破壊の現状は?)
・熱帯林の現状をパソコンで学習する
・製材の原料・加工・用途などについて学ぶ
・森林保護を訴える「森林新聞」を書く
・お世話になった製材所の人に自分の版画をプレゼントする
(7) おいしいお米を作ろう
・米づくりの体験活動 → ごはんを作る
・ゲストティーチャーを招いて、わらぼうき、わらじづくり