小学1年生の知性を伸ばし勉強好きにする法則

  1. 1年生でおさえたい国語音読指導のポイント3
    1. 教師がよい手本を示す
    2. 教科書の持たせ方 
      1. 教科書を持ったら、両方の腕と教科書で丸いお池を作るのですよ。お魚がゆったり泳げるお池ですよ。
      2. 一番最初の音読は、やはり教師が肉声でゆっくりと正しく読み聞かせる。次に教師が文節ずつぐらい読み、それを後から子供たちが追いかけて読むといういわゆる追い読みをする。
      3. 交代読み 「先生が点やまるまで読んだら、みんなはその後を続けて読みます。みんなと先生で交代に読みます。」 T「おじいさんが、」C「かぶのたねをまきました。」というように読む。交代読みは、教師と子供、グループごと、列ごと、隣同士などいろいろとバリエーションが作れる。
      4. リレー読み 「端から順番に一人ずつまるまで読みます。次に読む人も立って待ちます。読み終わったら座りなさい。」この方法は、教師が、一人一人が正しく読めているか確認できるし、自分の順番になるまで友達の読むところを聞けているかということもよく分かる。
      5. 役割読み 「先生がお話を全部読んでいくので、みんなは、『うんとこしょ、どっこいしょ。』のところだけがんばって読みましょう。」動作化も入れながら、力をこめて『うんとこしょ、どっこいしょ。』を言わせていく。役割読みの発展として、子供たち全員を登場人物約とナレーター約とに分ける。
      6. 教科書を何回も読ませる 教科書の題名の横にまるを10個書かせて、一回読む事に赤鉛筆で塗らせる向山実践を1年生でも行う。子供たちを移動させて読ませるやり方もある。
    3. 最初が肝心 文字指導のポイント!
      1. 書く姿勢の指導  1,背筋を伸ばしているか 2,両足が地面についているか。 3,いすにしっかりと腰掛けているか 4,鉛筆の持ち方は正しいか。 5,紙と正対しているか。  ピン ピタ グー このような言葉を使うと子供の心にすっと入る。
      2. 鉛筆の持ち方の指導 『天使の輪はできていますか。」これだけで、鉛筆の持ち方がよくなる。1年生にとって鉛筆の持ち方は、一番大切なことと言ってもいいだろう。その後の一生を左右する。大切な時ほど、具体的な指導をしていくことが大切である。
      3. 空書きのバリエーション  文字の「書き」を教えるときに必ず行っているのが、「空書き」である。子供たちと向かい合って、文字を書いていく。そこで、教師は、「鏡文字」を書かないといけない。特に1年生は、向かい合った子供たちと同じ方向の手(つまり左手)で指書きの手本を示した方が、、こどもにとってわかりやすい。変化のある繰り返しを使う 1,書くスピードを変える。2,書く大きさを変える3,書く方向を変える4,唱える声の大きさを変える5,目をつむらせる6,友達と向かい合い確認させる。 
      4. 文司学習の手順  
        1. 指書き
        2. なぞり書き   しっかりした筆圧 線の上をトレースのようになぞれている はね、払い、止め、などもていねいに書いている 
        3. 写し書き
        4. 赤鉛筆の効果  1年生の初期段階では、ひじょうにこめまにノートチェックを行う。そのときに大活躍するのが「赤鉛筆」である。赤鉛筆の最大の長所は、「文字の濃さを調節できること。」   「なぞり書き」の時にはノートに薄く書く 赤鉛筆で!  先生の赤鉛筆をなぞってごらん 
      5. 新出漢字の指導 
        1. 「書く」練習をする前に、クラスのほとんどの子がその漢字を読めるようにする。
        2. 「書く」練習をさせる数週間前には「読みの練習をさせておく。
        3. 読む練習は、「漢字の成り立ち」を含めて何度も繰り返しフラッシュカードで示していく。
        4. 書く練習をする時には画数を唱えさせながら何度も繰り返し指書きで書かせる。
        5. 書き順も含め、指書きで正しく書けるようになってからしか鉛筆を持たせてはいけない。
        6. 指書き→なぞり書き→写し書きのステップを踏ませる。
        7. 子供たちの練習が終わってから必ず空書きで教師は確認する。
    4. 先読み学習で楽しく漢字学習を
      1. 1学期からどんどん漢字を示していく
        1. 漢字は簡単だと子供たちが思うようになる
        2. 漢字は楽しいと遊び感覚で学べる
        3. 子供の右脳が鍛えられる
        4. 子供が落ち着く
        5. 子供が本好きになる
        6. 隙間時間、学習のはじめの時間のネタに困らない
      2. 漢字フラッシュカード
        1. 漢字と絵が裏表のカード
        2. 写真と絵が裏表のカード
        3. 名前カード
        4. 地名カード
        5. ことわざカード
        6. 漢字成り立ちカード
        7. Web版漢字フラッシュカード
        8. 新出漢字用 漢字カード
        9. 読み先習で教えておきたい漢字  読み先習で教えたい理由の一つは、読み先習で教えると書くことを勉強するときに、子供たちの負担がひじょうに軽く済むかである。読み書き同時に習うと、子供たちはほとんど意味も理解しないままに、記号や暗号として文字を記憶し、書かなければならない。しかし、読み先習で学習していた漢字ならば、書くときには意味や使い方も理解できているので、簡単に覚えることができる。
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    7. 印刷をしましたら、それを拡大コピーしてお使いください。フラッシュカードがすぐに作れると思います。          参考文献 小学1年生の知性を伸ばし勉強好きにする法則  明治図書ISBN-18-414117-X