電子手帳PA−8500を使って!



初めてのパソコン
僕が、パソコンを使い始めて、約10年ぐらいになる。それまではNECのワープロを使っていたが、職場にパソコンが導入され、自分も購入を決意した。当時、パソコンの値段は高く、しかも地方と秋葉原では値段に格差があった。3から4万は秋葉原の方が安かった。

秋葉原で

雑誌の広告を頼りに、ソフマップでNEC98互換機、エプソン286−VFという16ビットの5インチモデル買った。当時の価格として、ハードディスクはもちろん、メモリーも640キロバイトしかついていなくて25万ぐらいした。

ハルキャッチ

その時に一緒に買ったのがハルキャッチであった。ハルキャッチとはパソコンと電子手帳を結ぶ接続ソフトとケーブルのパッケージだった。12000円ぐらいかな。帰りにお金がなくて、東名バスで静岡に帰ってきた。うれしくてバスの中で梱包品をのぞいたことを思い出す。

電子手帳が最初の僕の知的生産に向けての機種であった。この機種に自分の発想メモを書き込みそれを知的生産に生かしていきたいというのがねらいだった。今でも手元にあるが、アスキーから出版された、「EO電子システム手帳を大いに使う」がたいへん参考になった。

EOの中身

この本には、PA−8500の使い方やそれを使っている人の活用例が書いてあった。特に活用例には、住所録やメモの効率的な取り方が書かれていて、自分もこうしてみたいということが多くあった。心が動かされた。

電子手帳

PA−8500は、パソコンを1ヶ月前に購入していたので余計パソコンとの連携を考えたのだろう。パソコンとの連携は、電子手帳では打ちにくいが、パソコンで打つことで効率化が図れること、またバックアップもできる点で優れていた。

この時から僕の、パソコンを使っての知的生産活動がスタートすることになる。
そういう意味でシャープの電子手帳は僕にとっては電脳生活の原点といえる。

補足 
今はこの電子手帳は使っていない。フリーマーケットで処分してしまった。でも持っていても良かったかなと思う。