SD手帳の時代


 SD手帳
 ナラコンピューターシステム研究所 システムダイアリーについては、図書館で借りた本で紹介されていました。能率手帳を使っていた時も、バインダー式の手帳は使い勝手がいいだろうと思っていました。そんな時に、ある文房具店に出かけると、なんとシステムダイアリーがあるではありませんか。思わず購入してしまいました。
 

 リフィル注文

 システムダイアリーとリフィルは、魅力的な物が多く、手帳にはさんであった購入申込書で、ケース、着想/計画チェックシート、24時間だダイアリーも購入してしまいました。
 24時間ダイアリーは、91年の3月から8月まで使いました。値段も当時のシステム手帳よりも安くて、それも好印象でした。自分なりにメモを分類しようと、幾つかの項目を分けたりしました。

 結局このシステムダイアリーを活用しきれずに終わってしまいました。今でも手元にありますが、この手帳を使うことで、幾つかのノウハウは吸収できたのではないかと思っています。

 
システムダイアリーのキャッチコピー
自分で創る手帳
手帳/ファイルはあなたの知的分身
優秀な分身が、優秀なあなたをつくる

英知倍増基本方程式
(1)自分だけの手帳を創る
自分の職業、学習、性格、嗜好に合ったシステム手帳を組み立てる。
学生時代から利用すれば、一生のデータファイルができる。

(2)メモを習慣つける

手帳を手からはなさず、朝から晩まで何でもメモするクセをつける。習慣は性格、人格、業績をつくる。

(3)メモを繰り返し見る

ひとの記憶の6割は1時間で消える(エビングハウスの忘却曲線)しかしメモひとつでその記憶は潜在意識の深海底からすぐ引き出すことができる。

(4)メモのファイリング・システム化

従来の手帳は時系列にしか索引できないが、必要情報の検索キーの殆どは、人名、会社名、件名だ。自分の貴重な情報ファイルをフルに活用できるようにする。

(5)自分の情報ファイルを絶えず、レベルアップする

絶えず工夫し、マニュアルを読み、セミナー、サークル研究会等を通じて自分のシステムのレベルアップをはかる。

以上がシステムダイアリーの基本的な考え方で、今でも十分通用する内容で、うなずける部分も多い。これを飽きずにずっと取り組んでいたらなと思ってしまうこともある。どうしてもパソコンとの連携を考えて行く中で、SD手帳は使わなくなってしまった。単純なものの方が良かったのかとも思う。

 一昨年職場が代わり、その時の上司がSD手帳を使っていて、なつかしかった。愛用している方がけっこういるのではないかと思う。

長崎快宏氏の「プロのメモ術ノート術」にも、SD手帳は紹介されている。


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