NT(胎児頸部浮腫)

はじめに

婦人科で無事心拍が確認され、10週目で初めて産婦人科を受診したときに、赤ちゃんの首の後ろにむくみがあると指摘されました。
(右の超音波写真の、首の後ろの黒い部分)
約3ミリ。
先生から、「11週以降で3.5ミリ以上あると、染色体異常や重い心疾患がある可能性がある。」と説明を受けました。

染色体異常・・・重い心疾患・・・

無事、産婦人科を受診できて喜びでいっぱいだった私は、一気にブルーに。
ただ、私の場合まだ10週であるということ、むくみの範囲が基準値の3.5ミリ以下ということで、 次回の検診まで様子を見ましょうということになりました。 妊娠初期には、異常のない胎児にもよくみられるものなのだそうですが、やっぱり不安でいっぱいでした。

帰ってから、インターネットで調べまくり、体験談を読んだりしてみたけど不安は消えず。
でも、いくら自分で調べても、次の検診の時まで待つしかないのでした・・・

結局、次の検診の時にはこのむくみは消え、異常は見られないとの事でした。

正直言って、ホッとしました。
もし異常があっても産んで育てていけるのか、それよりも、もしかしたら産まれないかも知れない。 主人ともいろいろ話したりしたけど、はっきりとした答えはでるはずもなく。

大丈夫だと言われても、毎回検診のたびに不安でした。 わかる範囲での異常はないと言われるたびに、ホッと胸をなでおろしてました。

無事出産を終えることができ、今のところ特に障害も異常もなく元気に育っていますが、 世の中には染色体異常で産まれてくる子も確かにいるのです。 いろいろと考えさせられる出来事でした。



NT(後頚部の浮腫)の概要

首の後ろが黒っぽく膨れていることをNT(後頚部の浮腫)と言います。
NTは、妊娠初期に普通の胎児でも見られることがありますが、これが厚ければ厚いほど胎児に染色体異常がある可能性が高くなると言われています。
染色体異常で最も多いのは、21番目の染色体が一本多いタイプ(通常、ダウン症と呼ばれるもの)ですが、他にもいろいろなタイプの染色体異常があります。

重要なのは、「NT=染色体異常」 ではないということです。

まれに、NTが、どんどんひどくなって、胎児が子宮の中で亡くなってしまうこともありますが、 多くの場合、妊娠が進むにつれて、リンパ液がどんどん流れるようになって、NTは自然に消えてしまいます。 ただし、NTが消えても、胎児に他の異常、例えば、心臓などに異常がある可能性が数%程度あると言われていますので、消えた後も、超音波による検査は大切です。
もし、染色体異常が有るのか無いのか白黒をはっきりさせたい場合は、羊水検査という方法があります。

詳しくは、下記のサイトを参照ください。
http://www2.ocn.ne.jp/~baba/us-NT.htm
http://www.fetal-medicine-pooh.jp/modules/tinycontent/index.php?id=14