□ 平成24年 2月22日、ABSラジオに 「 忠義な猫 」 の件で電話出演しました。
「 忠義な猫 」 とは ・・・ 梁瀬 均 氏の寄稿文からご覧ください。
公園と米を守った 「 いのちの番人 」 忠義な猫のストーリー
平鹿郡浅舞村 ( 現横手市平鹿町浅舞 ) の伊勢多右衛門 ( 1833 〜
1914年 ) は慈善家として知られた。
凶作などの時、困窮した民衆を救うため感恩講を組織し、倉庫に米を備蓄
した。また人々に憩いの場を提供するため私財を投じて浅舞公園の工事に
かかった。 だが野ねずみが大量に発生し、倉庫の米を食いあさり、公園の
樹木や側溝、堤などまで破損させた。多右衛門は深く憂いた。 すると多右
衛門が飼っているメス猫が、主人の願いをくんでねずみを退治した。
1907年 ( 明治40年 )2月15日、猫は13歳で亡くなるまで、日夜ねずみ
退治に明け暮れた。こうして民衆の命を守る感恩講の米は守られ、浅舞公園
も完成した。多右衛門は、世にまれな、この忠義な猫の功績を後世に末永く
伝えたくて、ここに碑を建立したのだった。
平成23年 5月20日 寄稿 : 小学校教諭 梁瀬 均
□ ラジオ出演の内容 ( 構成して掲載いたします。 )
アナウンサー : 2月22日は 「 ニャンニャン 」 で猫の日です。
忠犬ハチ公はみなさんご存知ですが、忠描 ( ちゅうびょう )
はいないと思っていたら、ラジオの視聴者から横手市平鹿町
浅舞に 「 忠猫の碑 」 があるとの情報をいただきました。
この由来について、平鹿町歴史研究会の 堀田 賢逸 さんに
電話で伺います。
アナウンサー : 忠猫の碑の場所はどこですか?
私 ( 堀田 ) : 横手市平鹿町浅舞の浅舞公園の中にあります。
浅舞公園は 「 あやめ 」 で有名です。
公園の面積は広く、5ha.ほどあり、「 忠義な猫の碑 」 は旧
浅舞公園の中にあります。
▼ 下のマップ上、ポインタの位置が旧浅舞公園になります。
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