肩甲帯とは

                                                

 肩甲骨を中心とした部位を肩甲帯といって、上の図のように日常動作で屈曲・伸展・挙上・引
き下げなどを行っています。肩甲骨の位置がゼロポジションに戻らないと肩凝り、五十肩(イン
ピンジメントを含む)、ルーズショルダーなどの肩の傷害が起き易くなります。一旦、症状が起
きたら、肩甲帯のゼロポジション調整を行わないと上記の症状がなかなか改善されません。

何らかの原因により、小胸筋・肩甲下筋や上腕二頭筋長頭、前鋸筋などが極端に硬くなり、

肩甲・上腕リズムがうまく働かなくなり、腕を180°挙上出来なくなります。これが原因で極
端に腕が振れない選手がみられます)⇒自分でストレッチをしても、肩の違和感があれ
ば、山形陸協トレーナーにゼロポジション調整をしてもらい、本来の肩の状態を取り戻し
てもらいたいと思います。

また、下記の写真のように小胸筋などに引っ張られ、肩甲骨が硬くなって、胸の方に上腕骨頭
が突き出た状態になり、肩関節の求心性が弱まり前方脱臼しやすくなります。
槍投げなどの投擲では、いつも肩の傷害に悩まされることになります。


左下は脊髄神経の図です。
肩周りの筋肉は全て首から出ている神経が支配しています。日頃、運動をする時、顎を上げ
たり、顎を突き出したりすると肩周りの神経の働きが悪くなり、腕を使った運動をした時、肩周
りの筋肉がうまく働かず肩を痛める原因になります。

右上の図は最長筋、腸肋筋です。骨盤の捻れにより仙骨が後に押し出され、これらの筋が捻
れて縮みます。頚最長筋や頚腸肋筋が縮むと首の湾曲が強くなったり、顎が出た走りになりま
す。その結果、首の神経の働きが悪くなります。肩周りの筋肉が硬くなります。
右上の写真は、二人組みでブリッジをしてい
る所です。
左上・左の写真は、二人組みで前胸部のス
トレッチをしている所です。
こういう体操を心掛けると、肩甲帯の働きを
正常に保てます。
クランチ(腹筋)をして骨盤を立てる、顎が上がらないフォームを身につけましょう。
両手を頭の後ろで組んで、脚を上げ、仙骨部で体全体を支える。 肘と膝をくっつける。
出来ない時は、脚を台の上に上げたり、壁に足裏をつけたりします。上体を起こせない場合
は、腰部にクッションなどを入れて行いましょう。
20回3セット、30回3セット、50回3セット、100回3セットと増やしていきましょう。
顎が上がる、お尻がでるといったフォームが改善されます。改善されれば脊髄神経が正常に
働きますので、スポーツ障害のリスクも軽減します。
山形陸上競技協会トレーナー部会
体幹について