ロールプリントの概要
ロール捺染機の概要
ロール捺染機は1785年、英国のBellにより初めて実用化に成功して以来今日まで200年以上の歴史があります。
その歴史が長いだけに、最も機械的に完成されており信頼性が高く、細線やみ階調の表現力にすぐれています。
エンドレス、グラデーションを精密に再現する独特の長所をもっているため、現在も活用されています。
参考.旧西独クライネウェハース社のロール捺染機
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ロール捺染機の構造(側面図)
凹板状に彫刻を施した彫刻ロールを使用する。
彫刻ロール(a)を鋳鉄製の口径の大きな円筒(太鼓(g)またはシリンダー、プレッシャーボウルなどとも呼ぶ)の周囲に配置し、同時にこの彫刻ロール(a)で押圧しながら回転させ、
太鼓(g)の周囲を取り巻きながら運行する捺染布(プリントクロス)に連続的に印捺する。
ロール捺染機の構造
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左図の詳細
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ロール捺染過程
カラーボックス(d)にはファーニッシャローラ(c)が取り付けてあり、カラーボックスに約半分浸たっている。
捺染のりをカラーボックスに注ぎ、このローラが回転すると、捺染のりが彫刻ロール(a)の表面に運び出される。
彫刻ロールにはクリーニングドクター(e)が圧着されていて、彫刻ロールが刃先を通過するときに彫刻部以外ののりを均一に除き去る。
つぎに彫刻ロールは太鼓表面の捺染布に接触し、押圧され、彫刻部の捺染のりが生地側に印捺される。
ロール捺染過程
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注.()内のa,b,cは前図、「ロール捺染機の構造」側面図の記号です。
注.アンダークロスやブランケットは現在は使用されない。
彫刻ロールの一例
彫刻はロールプリントにおいて一番重要なポイントである。
彫刻法には、写真彫刻法などがある。
彫刻ロール
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引用文献
新染色加工講座 9 捺染1,共立出版株式会社