四国遍路旅

常に感謝の気持ちを忘れない

 地元の方々は、遍路する人をどのように見ているのでしょうか。現代社会の中では誰もが御大師様
の影を見ているわけではありません。私は、遍路旅は地元の方々の生活圏をお借りするのだと心得
て歩きました。地元の方を見かければできる限りは、挨拶をするように心がけました。多くの方々に、
ご苦労様ですと労いの言葉をいただきました。多くの小中学生にかけてもらった挨拶も素晴らしいお
接待であったと思います。
 考えてみれば、長い遍路旅が出来るのは時間と経済的な余裕があるからこそです。歩いている当
人は苦しくても、見る人によっては贅沢な旅に見えるかもしれません。常に感謝の気持ちは忘れない
ようにしたいと思いました。遍路旅でつらい思いをしているから特別であるとか、お接待いただいて当
然などという特権意識は夢にも持つものでないことを自戒しながらの旅でした。



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