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地元勤務(生活)(自然周吾)

東京の会社に通っている頃(多分疲れていたのだろう)、 どうせまた、夕方帰るのに、なぜ毎日片道1時間30分も時間をかけて、往復出勤するのだろうか・・・、 と思ったことがある。

大雑把に単純に考えると、地元(家の近所)に通ってくる東京の人とで、そのまま勤務先を替えれば、 通勤距離と時間は、お互いに大きく減少するだろうにと、家の近くですれ違うスーツ姿の人を見て、 思ったものだ。

勤務先の近くに住むということ、住んでいる近くに職場を得るということ、あるいは、遠隔地に住んで いても、在宅あるいは、近くのサテライトで、仕事が出来るという、勤務先と、住居とが近いというのは 毎日の繰り返しでは、理想であった。

交通機関の整備で、確かに時間の短縮はなされたが、パソコン通信によるITの発達は、具体的に 空間的距離を短縮し、勤務先と住居の接近を大きく実現したと思う。在宅勤務の可能性を実現したのだ。
確かに往復時間の活用にも意味があるだろう、しかし通勤ラッシュは、無理に味わうこともない。 (それを好む変人もいるだろうが・・・。)

以前テニスでアキレス腱を切って、松葉杖なしには歩けなかった時は、通勤ラッシュと通勤距離の ことを強く意識した。(その時は自費にて往復タクシー利用で、休まず通勤したのである。)
松葉杖を1度でも使用した人には分かるだろうが、戻ってくる距離を考えたら、出発地点から 出来るだけ遠くには行きたくないと思うのである。
上腕の負担は相当なもので、わずかな距離の移動だけでも大変な運動量に思えるのである。
”行きっぱなし”と、”また戻ってくる”とでは、それだけで、行動意欲に違いが出る。

健常者の場合でも、地元勤務を推奨するが、”帰る”所があるをよし、とするか、”行きっぱなし” の放浪生活をよしとするかは、一概には決めがたく難しい。

(05/11/20)
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