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有意義な放送大学講演会(自然周吾)

放送大学千葉学習センターの公開講演会「明治に学ぶー世界を見つめた知識人」の全3回をすべて参加できた。
結果、唐突だが、”仏教”に興味があるなら、『仏教の思想』(全12巻、角川書店)を早々に読破せよと 思いついた。

こつこつと、何か一つのことをやり遂げる。基本的な、原理・原則をまず理解していなければ、始まらないと 思うからである。

テニスでは、実践力を追求し、宗教では、なぜ仏教に惹かれるのかを説いてみる。出来るだけ独学で・・・。
そう思うように至った一連の公開講座とは?

●第1回:05年12月18日(日)15時ー16時30分、『国際化の先駆者 津田梅子ー千葉県佐倉、アメリカ、そして イギリスー』 白井尭子(千葉県立衛生短大名誉教授)

●第2回:06年1月8日(日)15時ー16時30分、『孫文を助けた日本人ー宮崎滔天と梅屋庄吉』 久保田文次(山梨 県立大学教授・日本女子大名誉教授)

●第3回:06年1月15日(日)15時ー16時30分、『明治の英語事情アレコレ』 斉藤兆史(東京大学大学院助教授・ 放送大学客員助教授)
のシリーズ講座である。

それぞれ1時間強の講演であったが、共通した内容は、明治初期の時代背景に生まれて、その環境に押されな がらも、自己努力で、1代を生き抜き、歴史に影響を与えた偉人の話にあった。

尋常でない状況の中で、何かを成し遂げた努力の天才達であった。
それは、ものすごく多くの準天才の中から飛びぬけた努力家であった。もちろん良き運命の星の元に生まれた 幸運もあったろうが、当人の努力は、並大抵ではなかった。押しつぶそうとする環境を跳ね除けて、歴史上、 天才と評価されているのである。
彼らはいずれも、将来を夢見て、当時の”今”を生きていたと思える。

凡人でもそれなりに、将来の夢を持って、”今”を一生懸命生き抜けることは出来る。
以下は、ある凡人の夢である。
自分を含めた年配者が楽しめる、考えるテニス打法を修得・実践する。
そして、日本仏教こそが世界平和に寄与できる、という仮説を立て、実証・実践したい。

(06/01/16)
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参考:それぞれの講師のレジュメから、私の印象に残ったキーワードを以下そのまま転記する。

@『国際化の先駆者 津田梅子ー千葉県佐倉、アメリカ、そしてイギリスー』:
 ⇒『 津田梅子の願い「世界の国々は一体化しつつある。女性は、もはや傍観者としてではなく男性と共に世界の 仕事を共有していかなければならない。」(1917<大正6>) 』

A『孫文を助けた日本人ー宮崎滔天と梅屋庄吉』:
 ⇒『 滔天は国内改革よりは独立維持が優先すると考え、1898年、孫文(1866〜1925)と邂逅、独立・ 改革・アジア解放の点で意気投合、著書『三十三年之夢』で孫文の主張を紹介、大きな影響を与える。 』

B『明治の英語事情アレコレ』:
 ⇒『 新渡戸稲造(1862-1933)の場合、「図書館にある書物は、片はしから総て読んで了はうと云ふ、無謀な 大野心」(『修養』) 』