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一見の偉大さを知る！（自然周吾）

京葉線市川塩浜駅に蘇我方面から電車で近づくと海側に、ゴルフの打ちっぱなしのケージが見えてくる。
ケージの電車側の網にまばらに四角の白い板が、10個ほど張ってある、文字らしきものが書いて あるようだが、なんて書いてあるのだろう、何でまばらなのだろうと思っていた。

今回通いだした、テニス教室エーススポーツプラザ市川の、ゴルフ練習場のケージのことである。

近くで見たら、なんとそれは、カモメの絵であった。意外と大きな四角い白い板に一筆絵で、カモメ らしき構図が1枚ごとに描かれていた。

『なーんだ！』が、口からこぼれた第一声であった。実際、目にすれば、『なーんだ！』だが、わか るまでは、不思議であり、なんて書いてあるのだろうと、興味があった。

わかってしまえば、たいしたことではないかも知れないが、学ぶというのは、こんなことの繰り返し、 積み重ねではなかろうか。双眼鏡で覗くのも１方法だっただろう。
人から伝え聞くことで、そうなのか、と知的に理解できても、目にした時ほどの、驚きを持った、 衝撃的な納得感は得られないだろう。一見の偉大さを知る。

追伸：近くで絵を見たとき、『ああ、ゴルファーにカモメの飛翔を思わせるつもりだったのだ』、 と、ランダムな配置も納得できたが、遠方からの人には、単なる不自然な白板の羅列と、映るだろう。