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年を重ねて生き続けることは、大変難しいことと思う。
周りの環境は、常に、生きることに、マイナスに作用しているからだ。
人間関係においては、精神的に萎えさせ、病原菌等は、直接身体に害を与える。
あらゆる環境は、すべて、人を生きさせないように作用している、といえる。
我々は､そんなマイナス圧力に対抗して、今、存在している。
年配者は、そんなマイナス環境の圧力に耐えて、年を重ねて来ているのだ。
だから、自分より、年齢が上の人は、それだけで、無条件に尊敬するのだ。
継続は力なり、という言葉は、年齢を重ねることを賞賛する言葉、ともいえる。
ともかく、どんな境遇にも、死ななかったということだ。
もちろん、人はいつかは死ぬ。しかし、死ぬまで、生き続けるのだ。
”生ききる”のである。
ノン弁だらりと生きている、といえども、生きているという事、そのこと自体が、
大変なことなのだから・・・。
どんな生き方をしていたか、とか、どう生きているか、とかは、次の、次の、次
に検討される事項である。
評価するのは、今、生きている、ということだ。
明日でもなく、昨日でもなく、今、ここに、いる、ということなのだ。
しかも、結果として、長く続けて『いる』ことなのだ。