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管理人の突然の死(自然周吾)

5月8日テニスに出かける際、掲示板に当該マンションの管理人の訃報が張り出されていた。
急いでいたが、ゆっくりと読み直した。なんと6日に亡くなり、今夜が、通夜であった。
テニス教室後すぐに出かければ間に合うことを確認し、家内に『おい!管理人さんが亡く なったぞ!』と、告げに戻った。
相当の衝撃だったろうか、『うそでしょう?』が、第一声であった。

私は平成3年に当マンションに移ってきた。
暫くして、当管理人が赴任してきた。それ以来、管理人の活動はともかく熱心であった。
今では住民間の評判もよく、特に小さい子供らに好かれていた。
私も5年前に1年間組合理事長をした時からは、色々と話をしていた。
会社を辞めること、『寺子屋』の夢のことなど、かなり、熱く話したものである。

最近、”会わないなー”とは思っていたが、昨年の暮れから入院していたなどとは、知ら なかった。テニスで遊ぶのに忙しかったのである。(会社勤務していた時以上に過密で、 熱中していた。)
月日は定かでないが、JR駅からの帰りのバスで、遭遇し、話をしたのが、最後であったろうか。
管理人同士の講習からの、帰りと言っていた。

よき人は早く亡くなってしまうのか。享年66歳である。
通夜での奥様の話では、後4年管理人を務めてから、当該マンションを買って、住民になるのが 夢であったそうな。それほど、当マンションに愛着を持っていてくれた。
住民には、ありがたい話であった。

通夜には、住民の参列が続いた。子供を連れた家族が多く、故人の人柄が偲ばれた。
親族でない住民の母親や、子供らが、すすり泣いているのを見るのは珍しい。
焼香後すぐに、清めの席に行かず、式の最後まで、住職の説教まで、留まってから、清めの席に 行った。

故管理人と同等の人材が、今後管理人として来られることは、期待薄である。
清めの席で、現マンション役員3人と挨拶し、これから厳しくなるだろうことを話した。
式後、別の店に移ってからも、遅くまで話した。
久しぶりの酒と、管理人を偲ぶ話で、飲んだ量も多かったのか、朝まで酒が残ってしまった。

(05/05/10)