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中学の同級生(当時の自宅が近所)から、「90歳の母に捧げる自叙伝を刊行したので案内します。」との 便りをもらった。9月中旬の発売なので、まだ入手し、読んでいないが、購入する予定である。
内容は読んで見ないと判らないが、作者は当時の我が家から10軒先くらいのところで、確か家業が魚屋
さんであったはずだ。女性で50代後半で自叙伝を出すとは、なかなかやるなぁと、尊敬の思いである。
彼女からの、案内状送付に対して、次のように返事を書いて送付した。
『前略 久しくご無沙汰しております。
自叙伝『人生は心願成就 心と心』の案内を頂きました。早速、購読して読ませて頂きます。
お母様は90歳でご健在のご様子、ありがたいことです。どうぞ、これからもお元気でお過ごしされます
よう期待しております。
私どもの母は、平成6年に82歳で他界しました。昭和46年に大阪に就職後、10年位は元気で、大阪にも、
よく来て、私も独身でしたので、奈良・京都・兵庫と、恋人代わりに、自動車で連れて廻ったものです。
元気なうちに親孝行らしきことが出来たと、内心自負しております。
父は、就職前の昭和45年に、59歳で亡くなりました。今、私は、そんな父の享年に近づいております。
父には、何も孝行らしきこともしておらず、その代りとして、母に、孝行をしたともいえます。そして、
もし、私が60歳を超えた時、父の年齢を超えた記念として、自己の『遺稿集』をまとめることを準備し
ております。製本にならずとも、1つの年代の区切りとして、考えております。
家族を第1優先として足場があってこそ、その廻りの関係者への働きかけが出来ると、考えております。
どうぞ、お母様を大事にしてあげてください。
まずは自叙伝ご案内のお礼まで。
現在、私は仕事を引退して、放送大学の学生となって、テニス活動に励んでいます。下記のホームペ
ージで、活動等の様子をご笑覧ください。草 々』
私の場合は、遺稿集で、後3年後に、存命していれば、形になってくるだろう。
処女作を添付した個人記録簿で、小説ではない。私が、ある時期に、存在していたという、データのみ
である。
参考:『人生は心願成就 心と心』(90歳の母に捧げる自叙伝)吉野喜美子著 文芸社(定価1,260円)
=文芸社9月の新刊=