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練習は、試合で勝つことを目的として、課題をもってするのであると思う。
弱点(不得手)の補強でもあり、得意(得手)な打法の強化でもある。
決して、練習のための練習ではない。
だから練習には、試合の場面を設定してのプログラムが必要である。
練習の成果は、試合で発現されなければ意味が無い。
従って、練習して身についていない打法が、試合に発現するわけが無い。
試合でのたった”1打”のエースショットの裏には、恐らく何時間、いや何日かの
練習の”連打”があるはずだ。
練習せずして、試合に勝てるはずが無いからだ。
きっと、効率のよい練習とは、確立の高い試合場面を想定したプログラムに基づいた、
実践内容をもっているのだろう。
部分的強化練習だけではなく、サーブからの、複合的流れに乗った、連続したストローク
が、練習ではミス無く永遠に続くようになるのだろう。
例えば、我々が、ウォーミングアップと称して、4人で、サービスコートを分割固定 したショートラリーは、これを、試合を意識(きわどいコースを突く等)しなければ、 互いにミスすることもなく、ラリーが永遠に継続できるようになることであろう。
練習ではミスをしない、というレベルまでにしておかなくては、試合では勝てない。
試合での強打のサーブが、リターン出来るには、練習で、強打のサーブを何回もリター ンする練習を続けた結果、ミスをしなくなって、初めて、可能になるのである。
たった数回のサービスリターンのために、一体どのくらいのリターン練習が必要か・・・。
練習なくして、試合での”1打”は無い、といえるだろう。