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表裏一体と言う言葉(自然周吾)

区分できない状態のものを表現する。紙などの薄いものは、分かりにくいが、側面は、表なのか裏なのか。

その境界はどこなのか。思うに、曖昧でいいのだ。厳密に線を引いて区分することは出来ないのだ。
また、区分する意味も無いのだ。

言葉では区分して対立しているが、実体は、一体である。つまり、どこからどこまでが表であり、裏なのか。
表をたどっていくと、知らない間に、裏になり、そのまま、たどっていくと、また、表になり、元に戻って しまうのだ。

地球を、北の方向にどんどん進んで行くとしよう。自分では常に北に向かって進んでいるが、北の頂点を過 ぎれば、今度は、南に向かって進んで行くことになり、さらに南の頂点を過ぎれば、再び、北に向い、 やがては、一回りして出発地点に戻ってしまうのだ。
つまり、ずっと北を目指して進んでいくと、どこかで、南に向かって進んでいることに気づくのだ。

『曖昧』、『矛盾』が、真理である。

対立する言葉(表現)は、静的に立つ位置を基準にして、便宜的に、区分したに過ぎない、相対的な区分であり、 絶対なる区分ではない。

『適当』、『まあいいか』、『勝ち負けなし』、『灰色』、『どちら付かず』、『優柔不断』、皆、真理を表現 する言葉である。

(05/09/28)