JG2NAA/1 牧野式 マグネティックループANT
『スモールループANT・微少ループANTという呼び方が正当である』という意見もありますが、
ここでは、一般的に通りの良いマグネティックループANTという名称に統一させて頂きます



 
 2002年のFCZ新年会で、JG2NAA/1 牧野さんからマグネティックループANT
のノウハウを色々と教わってきました。
 
 牧野さんのANTは、その前から何度か見かけておりましたので、材料も揃って
いることだしと製作に掛かりました。
 
 以前にもマグネティックループANTを製作したことはありますが、その時は
『バカデカイ特殊VC』や『同軸ケーブルを加工した給電ループ』のカット&トライ
のクリティカルさや『調整方法も不明』ということから、大変苦労したモノですが、
今回の『牧野方式ループ』では特殊専門部品も必要ないし、製作・調整の勘所も
事前に直接お聞きしていたために、すんなりと実用になる性能を引き出すことが
出来て、大変に驚きました。
 
   
小型ANTを何種類も製作し、色々と試した方には
   特にオススメのANTです

 
 
以下に、加藤OMの掲示板にあったご本人の書込をそのまま転載します。
ノウハウ満載ですぐにでも作りたくなりますよ。
                               de JN1NGC
 

(残念ながら掲示板リニューアルに伴い、元ネタが無くなっております。)
 
------- 加藤OMの掲示板にあったJG2NAA/1 牧野さんの書込の引用です。 -------
 
  2002年1月21日
 
各局こんにちは。初めて書き込みます、牧野です。
鈴木さん、マグネティックループを製作されるようですね。あれはちっこい割に
結構高性能でおもしろいアンテナです。是非作ってみて下さい。で、製作上の
勘所みたいな点をいくつか紹介させていただきます。FCZ新年会の時の内容と
ダブりますが・・・。
 
まず、エレメントループと給電ループとなる部分には機械的に頑丈で、かつ抵抗率
の低い材料を使って下さい。エレメントに変形を生ずると共振点が変化しますし、
給電ループが変形すると給電インピーダンスが変化します。ですから折り畳み式
はこのアンテナでは避けた方が無難と考えます。これを逆手にとって給電ループを
変形させてSWRを追い込む方法もありますが。
 
材料・部品の接合部は機械的な強度もさることながら、電気的にも十分な接触に
心がけて下さい。理想はやはり溶接でしょうが、アマチュア的にはロウ付
(半田付)でしょうか。この点では銅パイプはエレメント材料としては最適と
考えられます。アルミも強度・重量・電気抵抗では銅と並ぶ優秀な材料ですが、
リベットでかしめる以外にアマチュアができる十分な電気的接合は困難ですから
お薦めしません。
 
給電方法はループ結合が多数紹介されていますし、私もこれしか製作したことは
ありませんが、ガンママッチや、T−マッチ等でも給電可能という記事も見かけた
ことがあります。ループ給電の場合、給電ループのサイズはエレメントループの
7割くらいの大きさでまず組んでみてそれを切りつめて調整すると楽です。
 
調整は共振容量で中心周波数を、給電ループでインピーダンスを調整します。
これらは相互に影響しますので少々根気がいります。なお、このアンテナの
調整には「SWRアナライザ」があると実に便利です。TX+SWRメーターでは
最初の共振点がどこにあるかわからないので事実上不可能でしょう。
ディップメーターでもできなくはありませんが、不可能ではないと言う程度です。
 
アンテナ表面のコーティングには私は自動車用ワックスを使っています。ラッカー
等の塗料では相当注意して表面処理をしないと塗料の食いつきが悪く、簡単に
はげてしまう場合があります。また、含まれる顔料の影響や、塗膜による誘電率の
変化で共振点がずれる心配もあります。ワックスでも誘電率の変化は当然あり
得ますが、膜が薄いからかほとんど影響は認められませんでした。
 
共振コンデンサの耐圧は、10Wで1.5kV程度は必要なようです。
 
このアンテナの設計にはCQ誌1999年6月号の付録CD-ROMにあった計算
プログラムを使うと楽にできます。
 
以上、参考までに。
 
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JG2NAA/1 牧野さんに教わったことを1枚のパンフレット風にまとめてみました。
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JG2NAA/1 牧野さんの製作品のデータと写真、ご自身のコメントです。
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JG2NAA/1 牧野さんによる
マグネティックループANT製作記です。
各工程毎に写真と説明があり、ノウハウ満載の詳細説明です。
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                               de JN1NGC
 


 
● 牧野さんオススメの『プリント基板をメインループに使用した製作例』が、
7N3WVM's Home Page for Homebrewers 』の『Hints for Homebrewing』に、
Magnetic Loop Antenna』として写真入りで掲載されております。
 (7N3WVM みのわさんのHPは、ANTのみでなく自作無線機等も沢山掲載されている
  FBな自作派HPです。)
 
● FCZ研究所の寺子屋シリーズキットにもマグネティックループANTがあります。
『238 初級 430MHz MMLプリンテナ+ワン』というキットです。
このキットはプリント基板上のパターンがメインループとなっていて初心者向け
の『初級』キットですから、マグネティックループANTの入門にはオススメです。
 (キットについての詳細説明は、トップページの『寺子屋シリーズ』から、
  『寺子屋シリーズ一覧表』へと進んで下さい。番号順に各キットが並んでいます。)
 
                                de JN1NGC
 
 

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