探偵 神宮寺三郎 〜未完のルポ〜

ファミコンの時代から続いている探偵 神宮寺三郎シリーズの第5段。と言っても、第一弾からプレイをしているわけでなく、第2段の横浜港連続殺人事件と第6段の夢の終わりにの2作しかしておりませんけどね。
ですが、軽くこれまでの神宮寺の私のイメージを書いておきます。
まぁ推理小説好きと言う事と元々ゲーム自体にはまったのがアドベンチャーであったことで、多少贔屓目ではありますが・・
とにかくストーリー構成、音楽、キャラクター設定とバランスが取れて、物語の中に引き込んでいく力というものがあり、非常に質の高いものに仕上がっております。

さて、今回の「未完のルポ」なのですが、神宮寺の元に届いた一通のエアメール。全てはそこから始まる・・・とゲームは事件へと導かれていきます。
シナリオ自体ももドラマ仕立てになっており、このエアメール関係ない事件を追っていくうちに今回のエアメールの謎が見えてくるといったつながり、終盤においては事件が終息したと思った矢先のひと波乱と飽きをこさせない構成。
また、更にそれぞれの分岐毎に神宮寺以外の登場人物を選択する事が可能で違った観点から事件の側面を捉えることができるシステム。一般的なというか、DQ4や最近プレイしたものだとFF9等違ったキャラをメインで操作できますが、それとは違い強制的ではなく自分の意志で選択でき次回のプレイに楽しみが残ると言ったものとなっております。(結果は同じですが。)
更に場面場面で挿入される声優さんの声が入っているムービーが、神宮寺や他の登場人物のその場面での心境を的確に演出し、ストーリーに臨場感も与えてくれます。
冒頭でも触れておりますが、やはり神宮寺シリーズは、このバランスの良さが最大のポイントです。

ただ、苦言を呈すならば・・・まず読み込みの遅さ。
PS特有と言ってしまえばそれまでなのですが、フリーズしたんじゃないかと思うくらいカーソルが動かなくなるってのは頂けない。
あと、臨場感や息抜きを演出するため挿入される操作モード。カーチェイスや尾行、本探しとあるんですが、はっきり言って逆効果。テストプレイして問題なかったのでしょうか?と言いたくなるくらいの出来でした。
そして最後に・・・ちょっと納得のいかないエンディング・・・
(これはネタバレなんで深く突っ込めないんです。)
これがなけりゃ文句無しなんですけどね・・・・

探偵 神宮寺三郎 〜未完のルポ〜