篆刻(てんこく)とは、石材などに、篆書を刻印することから、この名前がつきました。
元々書道家の遊びから始まりましたが、今では、芸術の一分野として、たくさんの人達に親しまれています。
篆書(てんしょ)は中国の秦の始皇帝が漢字を体系化したときに最初にできた書体です。
時代により大篆(だいてん)小篆(しょうてん)印篆(いんてん)と分かれますが
その前の時代の金文(きんぶん)も含めて自由闊達に溢れ、

今見てもそのデザイン性など素晴しいものがあります。

述章堂では、格調のある、篆書を現代風にデザインを入れ、色々な用途に使えるように仕上げました。
銀行印はもとより、手紙や、はがき、バースディカード等、贈り物にも最適です。

日本では印の文化は、当たり前すぎて目立ちませんが、外国、とくにヨーロッパ、アメリカなどは大変に興味を示します。


縁あってイギリスのオックスフォード大学の教授に篆刻を贈りました。

英語名を日本語に直して石に彫り上げましたが、大変に喜んでいただきました。

ニューヨークでも路上で篆刻を彫るパフォーマンスをしてきましたが、

あっというまに売れてしまって黒山の人だかりでした。(笑)外国人のお土産には最高です。

彫刻には2種類あって、字を彫る「白文(はくぶん)」と字を残す「朱文(しゅぶん)」があります。

本来書道では白文の方が重い印で、自分の本名を彫るときに使います。

朱文は雅号を彫るときに用い、白字の下に押します。

ただそれを踏まえていればどんな使い方をしても自由ですので、もともと優雅の印と名ずけられた篆刻ですから、

ホームページに張り付けたり、FAX用紙に押したりと用途は無限です。

上原高洞が彫り上げる本物を、遊びに使う。知的な匂いがして、これはもう魯山人の世界です。

篆刻家になりたくて世界一の書家、大久保翠洞に内弟子入門してからはや40年、
師承から戴いた號「高洞」を、上原高洞流の篆刻を創りあげて師を超えることこそ、名前を受け承ぐ資格があると思っています。
日本語の美しさと、高洞の刀の"冴え"をお愉しみください。


材料は中国製の巴林石(ぱりんせき)を使います。大変きれいな石ですので素材感もお愉しみください。




名刺やはがき、色紙ぐらいの大きさなら9ミリ角が適しています。
半紙やレポート用紙、B4ぐらいの紙なら12~15ミリ角。18~21ミリ角は蔵書印や封緘印にも使えます。
30ミリは書道の半折や全紙、小字数の前衛や漢字にもちょうど良い大きさです。


9ミリ角 9.000円。12ミリ角 15.000円。15ミリ角 20.000円。18ミリ角 25.000円

21ミリ角 35.000円。24ミリ角 45.000円。30ミリ角 55.000円。



御注文に際しての御質問等はe-mail jutu@rouge.plala.or.jpまでどうぞ。
上原高洞が迅速にお答え致します。







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