BOOKS
今までに読んだ本についてのどうでもいいような独り言。
バイク雑誌・バイカーズステイション誌
皆さんもご存知のとうり、バイク雑誌です。私がこれを読み始めたのは大体高2くらいのころからでした。
バイクに興味を持ち始めてからというもの、年に数誌出る年間カタログ雑誌は買っていましたがこういった月刊誌を
買い始めたのはこの頃からで、同時期にクラブマン誌も買いはじめました。(今は買わなくなったけど)
そのきっかけになったのは『ハーレー』に興味があったからで、当時スポーツスターをカスタムして乗りたいと思っていたんです。
で、そう思い始めたときに本屋に行ったら、たまたま自分好みのスポーツスターのカスタムが表紙にあったので買いました。
それまで他のバイク雑誌も立ち読みしてましたが、この雑誌が一番自分の知りたい情報が入った雑誌として気に入ってます。
他のは記事より広告が多かったり、余計と思う記事が多くて購入する気にならなかった。
一般には広告が多い本はよく売れている本と思われているようですが・・・。それはさておき。
今思い出してみると、ほしいバイクの遍歴がバイカーズステイション誌とかの雑誌で扱う車種にはまっていたようで、
そういった車種がよく扱われるのが15年近く定期購読を続ける原動力になったのかなぁ?
(昔は1000cc以上の国産とか、ハーレーのスポーツスター系、BMWのOHVツインなんかほしかったんです。)
しかし、15年も買い続けているといろいろと問題も出てくるわけで。一番の問題は置き場所がない。
単純計算で年12冊×15年=180冊。他にバックナンバーで買った本やクラブマン誌もあったりするので、250冊はあるかも。
仕方ないので読みたい記事がある号だけを本棚に残して、残りは収納BOXに入れて押入れの奥に。
それでも部屋の収納能力を超えつつあります。
余談ですが、この雑誌の写真の撮り方に『実車の12分の1の大きさの写真』を使ってるんです(比較しやすいように)。
その最初(創刊号)につかったバイクがGPX750R。(他にホンダのSS50とトライアンフとベロセットがありました。)
なんかうれしい。
さらに余談。GPX750Rの載っている号としては、87年10月号(創刊号)・・・さっきの写真と前輪と後輪別の車重
89年11月号・・・カワサキ開発陣へのインタビューと解説。91年10月号・・・チューンドGPXの試乗があります。
ちなみにK100RSなら90年5月号に試乗記があります。
今の本棚の様子。上の方は将来増える分であけてあります。
ポップ吉村氏の本
バイクに興味を持ち始めてからバイク雑誌などのほかに関連本を買うようになっていったんですが、
そういった本の一つにポップ吉村氏の書いた本があります。
当時あった町の小さな本屋にたまたまあったので、思わず衝動買い。思い返すと、その本屋にあったこと自体が奇跡と言って
いいかもしれないくらいの確率。だって、その本屋つぶれちゃったし・・・・・。
これが結構いい買い物で、現在のバイク選びの指針になったくらいの影響をうけました。
それは何かというと、某H社はダメだということ。
本の中にアメリカ進出したばかりの頃のヨシムラと某H社の関係(対立)を書いてあるところがあるんですが、そこを読んで
すっかりアンチHになりました。
理由@・・・・・・某H社のヨシムラに対するみみっちい対応。(自分とこより速いからって、セコイ事すんなよ)
理由A・・・・・・吉村氏が某H社のエンジンをイジって「ダメなエンジン」のお墨付きをつけたから。
だから、ヨシムラはZ1とかGSに移っていったわけで・・・・
何も知らない頃に受けた知識の刷り込みってのは恐ろしいもので、いまだに某H社のバイクってキライ。
しかし、スズキのバイクが好きになったわけでないのが不思議。(デザインがねぇ・・・・)
左がその本。
右があとから出た本で、内容はほとんど同じだけど買っちゃった。
Z1開発物語
確かこれを買ったのは、高校時代か浪人してたときか・・・。そのとき行ってた予備校の近くの本屋で参考書を買おうとしてた時
見つけたので、迷わずこっちを買いました。
そのときですら有名だったZ1の本でしたし、バイク開発の様子なども知りたかったので買ってみたんです。
それでわかったのが「バイク開発って意外と地味」ってこと。単純に性能だとかで製品が決まるわけじゃないんですねぇ。
市場のリサーチとかから積み重ねていかないと良い製品ってのは出来ないんだなぁ、と思いました。
まあ、Z1の場合には「世界最速」っていうカワサキの意地のような目標もあったので、性能面での評価ってのもあったと
思いますが、そういったのだけじゃない「世界一速い(世界一良い)バイクを作りたい」っていう気持ちがあったからこそ、
Z1が30年たってもその気持ちを感じられてZ1が支持される一つの理由になってる気がします。
こういったのを読んでたから大学合格も危なかった(実話)
オートバイの科学
確かこれも買ったのは、高校時代か浪人してたときか・・・。そのとき行ってた予備校の近くの本屋で参考書を買おうとしてた時
見つけたので、迷わずこっちを買いました。
当時バイクに関する本だったら「なんでもいい」から買ってた記憶があります。今でも残ってる本もあれば、捨ててしまったのも
あったりして・・・。で、これは残った本。
この本を読むまで(なんとなく理解するまで)は、馬力やスピードとかが優れたバイクを追いかけてた気がします。
読んでからは馬力とかがなんとなく「どうでもいい」気がして、車体のバランス(人間とバイクのバランスも含む)に興味が移ったと
思います。まあ、そもそも運動神経が良くないので、速いバイクに乗るのに「見切り」をつけたという言い方もできますが。
そして、この本を読んでからBMWのバイクってのが急に気になりだしたんじゃないかなぁ。
この本でバイクの見方が変わったかもしれない。
RORDRIDER別冊・バイクカタログ’88
人生最初に買ったバイクの本です。確か中学2年か3年くらいの時だと思うんですけど・・・、不確かな記憶です。
GPXのページにも書きましたが、この雑誌を見ながら「将来どんなバイクに乗ろうかな?」なんて事を考えてました。
そんなカタログの中で、なんとなく目を引いたのがGPX750Rでした。ナナハンって事もありましたがなんか気になって・・・・。
何の気なしに眺めていたんですが、いつの間にか「いつか乗りたいバイク」候補の筆頭に・・・・。
本当に10年かかって乗ったときにはうれしかった。
それは置いといて、それからいろいろなバイクカタログを買い集め始めて、このカタログも毎年のように買っていました。
そしていつの間にやら残ってるのが、このカタログシリーズのみ。
でもそれも95年まで。そのころからのバイクにあまり興味を引かれるものが無くなったことや、BS誌の方が一台にかける
記事が多いので、それをよく読むようになってからは年間カタログの必要性を感じなくなり買ってません。
昔に比べたら一年に出る新機種の台数は少なくなったし、出てもスクーターばかり。好みに合いそうなバイクが少ないのが
残念です。
振り返ると80年代後半から90年代初頭くらいまでのバイクが「メーカー」の特色が一番出ていた時代じゃないだろうか?
しみじみそう思います。
この写真(右側)に一目ぼれです。
BOW氏の本
直接バイクには関係ないとも思えますが、全く関係ないとも言えないと思うのでちょっと紹介。
まあ、超有名なイラストレーター・BOW氏の書いたエッセイ集と区分けした方がいいのかな?
CM誌でのイラスト&エッセイのページが結構好きだったのもあって、本屋見つけたときには速攻で買いました。
中の装丁って言うのかレイアウトって言うのか、そういったデザインもかなりカッコイイんでそういったのを眺めるだけでも楽しい。
そして、肝心の文章も結構「ライダーの共感を呼ぶ」ような文章が多いんで、そういったところの意図を汲み取って読んだりするのも
また楽しい。一冊で2度おいしいそんな本です。
話が飛びますが、BOW氏はイラストや文章の仕事以外でもバイク雑誌に登場することが多く、昔のCM誌やBS誌なんかでは
BOTTのレーサーとしての紹介がされていたりします。
そのときの写真とかを今現在の写真と見比べたりすると、「年をとりましたね」と思わずにはいられません。
でも、そういう風に好きなことをずっと続けていられる(続けてる)のってカッコイイなぁと憧れてます。ある意味「目標」です。
とりあえず本棚から取り出した2冊。あとイラスト集がもう1冊あります。