COMICS 3
今までに読んだマンガの偏狂的コレクション、第3章




ここはグリーンウッド
この作品はそこそこ有名なマンガじゃないですか?ネタ的には軽く20年くらい前の作品ですが。
その軽く20年くらい前、当時のラジオで「ラジオドラマ」というスタイルでマンガの内容を放送してたんですけど、
健全なオタク高校生だった私の琴線に引っかかり、そのラジオを録音しては繰り返し聴いて楽しんでいました。
しかし、そのときにはコミックスを買うところまでの勢いは無く、個人的収集リストの2軍に留まっていたんです。
大学受験とかが気になってたし・・・・・・。

で、大学に入って、マン研の中で各々の趣味趣向の話をしていたときにこのマンガの話題になり
『ラジオでは聴いてたけど、原作を読んだことが無い』ってことを話したら、マン研の先輩がもっていたコミックスを
全巻譲っていただくことになり、思いがけず手元に転がり込んできました。
・・・・・・今、その先輩はまだマンガを読み続けてるのだろうか。

内容的には「男子高校の寮生活を描いた学園モノ」のジャンルなので、少なくとも男子が好んで読むジャンルじゃ無い
(連載は少女マンガ誌だし)
でも、面白ければそれで良し。



この作者の画風が好きになって
他のマンガと同じように他作品も集めてました。




広江礼威氏のマンガ
この人のマンガと出会ったのはいつ頃だったろう?大学のマン研時代にはあったはずだから、高校くらいか?
で、やっぱり、・・・・・というべきか、そんなに知名度のあるマンガじゃなかった。
何と言っても、その頃連載してたマンガ誌が休刊(=廃刊)しちゃったし。
※翡翠峡奇譚のこと

そういった中からでも1ファンとして、この人の連載を追っかけてました。
但し、よほどマンガアンテナを広げておかないとその活動が捉えられなかったくらい。・・・ですが、何とか捉えてました。
※SHOCK UPのこと

そして(多分)、「3度目の正直」となった3作目の「ブラック・ラグーン」でいよいよ認められたというか、
本格的に人気が出てアニメにもなったし、今も連載が続くほどの「代表作」になってます。

この3作品は基本的に話の内容が全く異なるのですが、その一方で共通するあるネタが存在します。
それが『軍隊によるドンパチアクション』。
よほど作者がそういったコトが好きなのでしょう。どの作品にも欠かさずにそういった描写が描かれています。
まあ、そういった描写に好き嫌いはあるかもしれませんが、自分は好き


     
例によって、本棚より。
3作品の間にはかなりの時間差(連載時期の違い)があるので、
一見したところでは「同じ作者だとは思えない」




伊藤明弘氏のマンガ
多分、上の広江礼威氏の師匠?になるようなマンガ家です。ジャンル的にも、画風・作風的にも。
銃器がたくさん出てくるドンパチアクションマンガの大家じゃないでしょうか。
              ↑褒め言葉です

その代表作であろう2作品の単行本を持っていますが、その2作品に共通する雰囲気が好きな描写があります。
それは、『銃撃戦のとき、スローモーションのように描かれている』ところ。
過去に紹介した士郎正宗氏&GUN SMITH CATSも同様の銃撃戦の要素が入ってるマンガですが、
それらの作風とは違う時間の流れ方がそのコマの中に存在します。
(この2つはどっちかと言えばスピード感を重視したような作風だと思う)
・・・・・・・まあ、どっちにしたって描いてあるモノだから、個人の思い込みの部分での感想ですよ。

どうやら、映画界で有名なサム・ペキンパー&ジョン・ウーのようなアクション映画監督が得意とする
映像描写(スローモーション・細かい画面切り替え)に多大な影響を受けたようで、そのマンガの中にはその映像描写を
彷彿とさせるコマ割が多様されています。
動く映像ではないのに、そのコマ割からはマニアックな作者の熱意が伝わってくるかのようです。

また、変にメカや技術面での押し付けがましさも無いのが、作品の良さを引き立たせてるような気がします。
たまにあるんですよね。数値とかを強調するようなマンガの説明部分が。
そういったのは内容の面白さを損ねる部分だと思います。
(これにはそういったのは無い。)


     
とりあえず、本棚から。
この他に「ジオブリーダーズ」がありましたが、
何となく「ついていけず」売り払いました。
後悔はしてない。




弱虫ペダル
ここ最近『進行形』で立ち読み&コミックス購読しているマンガです。
それも久しぶりの週刊誌系で、さらに長いオタク生活初のチャンピオンで連載されてるのを好んで読んでます。

自分が良く見るサイトやブログなどを見てたら、そういったところでよく紹介されていたマンガで、そこから興味を持ち始め
影響されて読み始めてみました。
ジャンルに分けるなら「スポ根モノ」?に分類されるであろうマンガですが、スポーツものには珍しい「自転車」が題材になってます。
その昔、大学のマン研時代には同様に自転車が題材になった「シャカリキ」なんてマンガもあったなぁ〜。
読まなかったけど。

ま、そこからハマるのにはさほど時間がかかりませんでした。
やっぱり話の展開が早い(月刊誌に比べたら週刊誌の話の進み具合は段違い)から、読者のモチベーションが保たれて
感情移入しやすいのでしょうか?
それとも「スポ根モノ」ならではの熱さが読者をひきつけるのか?不思議な魅力に惹きつけられながら読んでます。

ただ、これがジャンプ系ならば今後も安心して読んでいられる気がするのですが、こういった雰囲気のマンガが
チャンピオン系でやってることに若干の不安を感じています。
今(2011年10月)ごろの展開が「インターハイ最終日」の話をやっているんですが、そんな中にあって何となく「最終回展開」に
持ち込みそうなスメル・臭いを感じています。
まあ、あくまでも個人的な不安感ですよ。
けっこう人気のあるマンガだと思うので、逆にそう簡単には連載を終わりにはしないでしょう。



『るろうに剣心』以来の週刊誌マンガのコミックスなので
本棚の中でエラい勢いで増殖中。


※ このインターハイ編が終わったところで、コミックス収集を止めました。その後の展開が、あまりに『ジャ▼プ』臭過ぎて・・・・・・。




トライガン→トライガン・マキシマム
ガンアクション&スペースSFを混ぜ合わせたマンガです。似たようなマンガで例えると・・・・・無いかなぁ。
途中で掲載誌が変わってしまったせいか、同じマンガなのにコミックスの出版元が異なってしまってます。
何で途中で『移籍』してしまったんだろう?

上に「ガンアクション」とか書いてしまいましたが、既述した広江礼威&伊藤明弘のような画風を期待すると
ちょっと物足りないかも。しかし、ジャンル的には間違いはないでしょう。
で、肝心の内容ですが、ガンアクションがメインではなくて、・・・・・・・・・大げさな兄弟げんか?
周囲の人間(それも大多数)を巻き込んだ兄弟げんかが一番の内容のガンアクション・マンガ。
うん、表現としては、間違いないな。

ま、内容の表現はどうであれ、肝心のストーリーなんかは個人的好みのど真ん中なので、全然問題は無いのですが、
悲しいかな・・・・・売れたマンガの宿命なのか・・・・・・話が完結するまでの時間がかかり過ぎ。
作者と編集部との間での打ち合わせが長すぎて、連載が滞り気味だったのもあって、最後は若干焦れてしまいました。
それでも最後は綺麗にまとまったストーリーになったと思います。

このマンガは良かったんですけどね、・・・・後年アニメ化されたヤツは、非常に残念な仕上がりだった事を思い出しました。



左3巻と右14巻で出版社が異なってます。




3年奇面組→ハイスクール奇面組
かつて(と言ったら失礼か?)週間ジャンプの黄金期を支えた連載漫画として超有名なマンガです。
現在40代〜30代の人だったら、まず知らないはずは無いほどのマンガだと思います。
あの頃のジャンプは『読まないトコロ』は無かったくらい充実した連載陣だったなぁ。(遠い目をしながら)

確か、自分の時代のころに最終回を迎える頃だったんじゃなかったっけ?
まんまリアルタイムじゃなかったけど、連載時は毎週欠かさず「立ち読み」してました。
そのうちに単行本も集め始めて、気がついたら立派なコレクションの出来上がり・・・と相成ったわけです。
で、最初の連載から読み返してみると、やっぱり面白いねぇ。まず間違いない出来上がりのマンガでしょ。
最近はジャンプを読んでいないけど、過去を振り返ってもベスト5に入るくらい(個人的ランキングで)。
もっと言うと、出てくる登場人物の多さでは1位2位を争うほど、登場人物の数が多い。よくそこまで考え付くもんだ。
結構大変なんですよ、登場人物を考えるのって。過去にマン研にいた時を思い出すと、思ってるほど楽な作業じゃなかった。
そういうのを知る前のことだったんで、そういった作る側の苦労など知らずに楽しませていただきました。

このネタのために読み返してみたら、ある話の回にGPX400Rが出てました。それも前に紹介したペリカン・ロードの時と同じく
白いGPX400R。
あの頃には『注目されてた』バイクだったんだねぇ。



久しぶりに読み返したら、意外と短かった。
前はもっと長いと思ってた。