MUSIC 3
今までに聞いた音楽についての個人的嗜好の数々 Part3
ステッペンウルフ
バイクに乗ってる人、あるいは興味がある人が大抵の場合に耳にする音楽があると思います。そう、「ワイルドで行こう」
超有名な映画「イージーライダー」でのテーマです。そのテーマを作ったバンドが、ステッペンウルフ。
ちなみに、ステッペンウルフってアメリカのバンドですが、名前はドイツ語由来の名前だそうです。
(バンドのリーダーが旧東ドイツ生まれで、バンドの名前をドイツ人文学者・ヘルマン・ヘッセの文章から取ったらしい。)
かくゆう私も、ご他聞に漏れずバイクに興味をもった後に・・・・だいたい中学生くらいか・・・・・このテーマ曲を聞き
(だいたいTVでバイクの映像を流すときにかなり高い確率でこのテーマが使われるから、否応無しに耳に入ってくる)、
その曲をフルサイズで聞きたいと曲名とバンド名を記憶して、CD屋でこのCDを購入したわけです。
で、目的の「ワイルドで行こう」やその他の曲を何回も聞き直し(FM風に言えば『パワープレイ』状態)、
学校に行く際や自宅でのBGMなんかで聞き惚れてました。
まだ免許もバイクも無かったときにこれを聞いていたら、それだけでも「ハーレーに乗ってる」感じがして、
いつかこの曲を聞きながら大きなバイクに乗って広い荒野を走りたい・・・・・なんて考えてました。
しかし、時が移って自分自身のバイクの好みや音楽の好みの方向性がだんだんと明確になるにつれて
このステッペンウルフからはだんだん遠ざかっていきました。
CDの解説書には、『ブルースとロックを融合した音楽をサイケデリック調にアレンジした』なんて風に解説してますが
そういった音楽を受け付けなくなったんですよ。
『ブルースとロックを融合・・・・・』って言われても、自分にはダミ声の男が単純なフレーズを力いっぱいループさせて
ギターを弾いてるのにしか聞こえなくなっていました。
そういった経緯を辿って現在に至るのですが、自分で作ったホームページの名前を決めるときに頭に浮かんだのが
このステッペンウルフの「ワイルドで行こう」の名前。
なんだかんだで相応の影響を与えてくれたバンドとテーマ曲でした。
悲しいかな、CDの題名にも「ワイルドで行こう」を使われて
強固なバンドのイメージとして使われてるようです。
SILK
さぁ、また知らない名前が出てきましたよぉ(笑)。
ここを見てる人で『この人』を何人の人が知っているのか?まあ、知らなくて当然の人でしょう。アニソンの人ですから。
今を遡る事およそ20年くらいか。当時のTVアニメに「絶対無敵ライジンオー」ってアニメがありまして、
毎週欠かさずに見てました。その主題歌を歌ってたのが、このSILKって人。
女性シンガーだとしてもかなりのハイトーンボイスであるその歌声にすっかりやられてしまって、
アニメの展開とは別にして毎週主題歌を聞くのを楽しみにしていました。
で、その主題歌がかなり良い出来だったんで、その歌が入っていたCDアルバムを購入。
当然、主題歌の他にも入ってる歌の出来も良くて、良い意味で「やられました」
しかし、このSILKを良いと思ってる人は事の他少ないらしく、大学の漫研内でも知らない人の方が多かったほど。
そんなにマイナーかね?
それは世間一般のアニメファンも同様で、この主題歌の後に2曲ばかりアニソンを歌って、
アニメ歌謡界からフェードアウト。その2曲も良かったと思うのだけれど、やっぱりヒット曲にはならなかった。
そんな歌手ですが、自分は今でも好きで、MDに曲を詰め込みMYベスト盤を作って聞いてます。
押入れから「一掴み」的に出してみました。
左がSILK名義でのCD4枚で、右がSILK名義前に出した一枚。
これを今でも聞いてる人っているだろか?
王様
有名洋楽の直訳ロックで有名な王様。まさに『KING OF 直訳ロック』。但し、他に追随するミュージシャンは居ませんが。
きっかけは昔聞いてたラジオ番組の「コサキン」。そこで流れた日本語直訳の「ハイウェイ・スター」を聞いて
「やられたー」と思いましたね。洋楽をそういった視点から演奏するとは思わなかった。
で、早速そのCD・・・・・ディープ・パープルの曲を直訳した「深紫伝説」・・・・・を購入。聞いてて思わずニヤケる曲ばかり。
これは良い買い物をしたと思いましたねぇ。
その後も直訳ロックシリーズでのレッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズのCDを買い足して、またニヤケながら聞いてました。
まあ、有名な洋楽に限ったことではないですが、大抵の場合は洋楽の歌詞なんて理解しながら聞いていませんでしたし、
まして積極的に知ろうともしませんでした。そういった聞き方をするものではないと思ってますから。
そこをあえて日本語に訳して歌う王様の行動は、まさにタブーに挑戦したようなもの・・・・・・・かしら?
誤解を恐れずに言えば、この音楽を聴いて笑うのは『洋楽を日本語にして歌うことを笑う』のではなくて
『意味も分からずに聞いて悦に入っていた自分を笑う』ことに他ならないと思います。
上記の3組の歌詞を日本語で聴くと「大した内容を歌ってないなぁ〜」と思いますから。
そういった王様の音楽が気に入って「かつて自分が聞いたことのある洋楽バンドの直訳CD」を買い集めて
ニヤケながら聞いております。
噂では「直訳にされては困る」と王様のカバーを禁止してる海外ミュージシャン(それも大御所)もいるようですが、
ここはひとつ太っ腹なところを見せて王様にカバーさせてもらいたいものです。
いまあるCDの全て。
とりあえずカバーした「本家」の名前を羅列すると、
「ディープ・パープル」「レッド・ツェッペリン」「ローリング・ストーンズ」
「グランド・ファンク・レイルロード」「ジョン・レノン」「ビーチ・ボーイズ」「ビートルズ」など。
それとベスト盤的要素を持つ3枚。
どれもこれも「本家」の熱狂的ファンは聞いたら怒りそうなモノばかりです。
THE BAWDIES
たまには、「古く」て「マイナー」なモノじゃなくて、「最近」の「マイナー」のも出してみよう。
きっかけは、我が家の朝の定番TV『ズームイン朝!』のコーナーから。
CDショップ店員がおすすめするCD大賞になったCDのPVを紹介していて、そのPVと曲が妙にカッコ良かったんで
頭の中に記憶させながらTVを見てました。
で、その後、地元U局のTVでそのPVをフルサイズでみることが出来て、「良い曲だ」と確認が取れてからやっとCDを購入。
そのCDを聞き込んでから、さらに発売中のCDを何枚か買ってみたら、・・・・・意外と「当たり」のCDでした。
このバンド、日本人なんですが曲は全て英語。どうやら影響を受けたバンドが外国のバンドらしく
その雰囲気・リズム感を出すのにわざと英語でやってるみたいです。
ま、上の王様の原曲もそうですが、英語の曲をわざわざ日本語に訳して聞くほど野暮ではないので、
その辺は全体の雰囲気を尊重して聞いてます。
その歌詞は置いといて、バンドの曲調やギターの演奏の仕方とかが最近の邦楽には少ないタイプのバンドだから
聞いていて結構新鮮。
その少ないタイプのバンドの中で、さらに自分好みの演奏をするバンドなんで、これからの活躍が楽しみです。
とりあえず4枚ほど購入。
あと数枚でフルコンプです。
水谷優子
なぜか、ここでこの人を出します。理由ですか?・・・・・・・何となく、気が向いたから。
まあ、有名な声優だから、問題は無いでしょ。
分かりやすい出演作を言えば、『ちびまる子ちゃん』に出てくる「まる子のおねえちゃん」をやってる人です。
ただ、私はそれ以前のこの人の声が好きですけどね。
前に出した林原めぐみ同様に、一時期の声優ブームを牽引した声優陣の一人で、数多くの出演作があり
それは人気がありました。・・・・・・・・・多分、今でもそう。
で、当然、そういったブームの中でアニメキャラでのセールス以外でも稼ごうと、声優としての人気で
歌を歌い、それをCDにして売ってたりしてたんですよ。
そういったのを私も買い込み、よく聞き込んでいたわけです。
ま、そうは言っても、そのうちに声優ブームも過ぎ去り、新しい声優が出てくれば人気も移り変わるし、
そんなCDも作らなく(出なく)なるし、買った本人もそのうちに聞かなくなっていきました。
本人の出番に関わらず、アニメを見なくなっちゃったからね。
久しぶりにCDを引っ張り出してみたら、
「こんな人だっけ?」って驚いちゃいました。
何かジャケット写真がえらく「昭和」してます。
リゲインのテーマ
♪24時間戦えますか!?
と、初っ端からハイテンション&体育会系の根性論を融合させたようなセリフで始まる有名な栄養ドリンクのテーマCDです。
このテーマがTVから流れていた80年代後期、時期的にちょうどバブル経済が弾ける直前ごろでしょうか?
(このCDが発売されたのが1989年)
当時学生だったころに見たコマーシャル映像に「社会人というのは、こういう世界なのか・・・・・・」と強烈な先入観を
植えつけられました。
実際はそんな訳は無いのですが、当時友人たちと何かコトある度に「24時間戦えますかぁ〜!」と
冗談半分に会話に織り交ぜて使っていました。
その後、バブルが弾け、本当に社会人になり、不景気=平常時の空気のなかで働いてきた身としては
あながち冗談では済まない事実だったと確認できることも経験してしまい、バブル前と後で聞こえてくる内容が
異なって聞こえてしまうような・・・・・気がします。
それはそうと、バブル全盛期にはこういった「お金をかけてふざけた内容のCM・TV」などが多く製作されてたような
記憶があるのですが、バブル後の不景気→それよりも悪そうな今現在にはそういったのはほとんど見かけられず、
過去の栄光に寄りかかった内容&どっかとタイアップしたコマーシャルソングなどが隆盛を誇っていて
このような内容の製作物が少ないと嘆く今日このころです。
こんな不景気な時代にこんなに働く&働かさせられるのは
丁重に遠慮したいものです。