MUSIC 4
今までに聞いた音楽についての個人的嗜好の数々 Part4
バグルズ
多分、名前だけ聞いても知らない人が多数いると思います。所謂、『一発屋』みたいな活動しかしなかったバンドですから。
しかし、その一発の曲『ラジオ・スターの悲劇(Video Killed The Radio Star)』を聞いたことがある人は多数いるでしょう。
私も「バンド名は知らなくても、曲名は知ってる」くらいでした。
で、そのバンド名を何かの拍子で・・・それこそ『ラジオ』で聞いたか何かで・・・知ることが出来たんで、
覚えてるうちにCD屋でCDを探し出して購入しました。
本命だった『ラジオ・スターの悲劇』の他の曲もかなり良い曲が揃っていて、楽しめましたねぇ。
バンドが結成?されたのが70年代の終わりごろらしいんですが、そんなに古臭くない・・・・・・・・正確に言うなら古臭さを感じにくい。
今でも聞くに堪える曲が揃ってると思います。
個人的に気に入ったバンドだったんで、最初の1枚以外のCDも買い集めようとあちこちCD屋巡りをしていったんですが、
もう一枚発見しただけで終わり。どうやら2枚だけCDを出して解散?したみたい。
そのもう一枚のCDの同封されてた解説書には、「バンドではなく、レコードを作る手段」と割り切った考え方で
曲を作成・発表していたらしく、バンドは数年で解散。そのバンドですら、メインの2人以外は流動的に入れ替っていて
途中「イエス」とか「エイジア」とかと合流・解散もしていたほどの流動性をもっていました。
で、メインの2人も解散後プロデューサーとかで有名になっていったんで、このバグルズは本当に「レコードを作る手段」の
バンドだったのでしょうかねぇ?
もうちょっといろんなのを聞いてみたかったと思わせるバンドです。
右のCDはいろんなトコで見かけるけど、左のはあまり見かけません。
その左のCDのタイトルが「モダン・レコーディングの冒険」
ミュージシャンとして「いろんなコトを試したかった」んでしょうか?
僕たちの《アニメ・特撮》懐しのメロディー 1984
今からざっと30年前のアニメ・特撮の主題歌などをまとめたCDの紹介です。
確か、買ったのは20年前くらいかなぁ?某アニメグッズ専門店で「1975年」からこの「1984年」まで各年代ごとに
有名なアニメ・特撮主題歌をCD2枚組になって売っていました。で、その中からこの「1984年」のだけ買ってみました。
欲しかったのは、写真にも写ってる『よろしくメカドック』の主題歌が聞きたかったから。この曲のためだけにCD2枚組購入です。
これらのアニメなどが放送されていた当時。それこそテレビにかじり付いて見ていたとしても、その主題歌レコード(当時)を
買うことも叶わず、ひたすら記憶の中にとどめて置いた少年期を過ごしていた身には、まさにどストライクなアイテムでしょう。
で、思い起こしてみれば、この頃・・・・1980年〜90年くらい・・・・のアニメって、週間マンガと連動したモノが多かった気がします。
サンデー系やマガジン系もあったけど、一大勢力となっていたジャンプ系。ヘタをすると、1週間のうちに毎日何らかのジャンプ系アニメが
やっていたかもしれません。
このCDのなかにでさえも、「よろしくメカドック」の他に「ウィングマン」と「キン肉マン」が入っています。あの頃はスゴかった。
でも、聞きたかったのは「よろしくメカドック」の1曲のみ。正直、あとの曲目は聞いてきて恥ずかしくなるくらいアニソンしてます。
それは聞いていて「痛い」ほど。
その当時でも「1975年」から10種類全部を集めることはしなかった。
Nothing’s Carved In Stone
2013年上半期の個人的にヒットしたバンドで、かなり長い間ミニコンポのCDトレイにCDを入れっぱなしにしてたバンドです。
なかなかロックしてて、近年まれに見る良いバンドだと思います。
きっかけはやっぱり地元TV局(U局)の音楽番組。その番組内でのPVを見て、一発でヤラれました。
そして、以前に紹介した『BOWDIES』と同じように、ナゼか英語の歌詞を使いこなすバンドなんです。
『BOWDIES』もそうですが、今の音楽業界の中で英語の歌詞が流行ってるという訳では無さそうですが・・・・・・・、ま、偶然でしょ。
ジャンル的には被ってないし。こっちはロックしてますが、あっちはロッケンロール(内田裕也調)だから。
歌詞はともかく(別に意味は調べないし)、演奏的には非常に好みのバンドなんで、「良いバンドを発見した」と思いましたねぇ。
で、そのPVのCDSを購入し、その後は中古CD屋巡り。気に入ったけども、あまり費用はかけたくなかったから。
そんなことをしていたら、少しづつラジオやTVへの露出が増えてきて、やがてTVアニメのOPに抜擢されたほどのバンドに成長してた。
うん、演奏がカッコイイからねぇ。
多分、その演奏のカッコ良さを一翼を担ってるのが、上にも書いた英語の歌詞を使ってるトコロだと思います。
ああゆうロックスタイルと英語の歌詞を合わせてるバンドって、他にはあまり存在しないんじゃないかって思ったりもします。
英語の歌詞に曲をつけるのも大変でしょう。
しかし、その魅力的一面も最新アルバムで「日本語の曲」を作っちゃって、ちょっとガッカリしたり。
でも、聞いてみたらその曲もカッコ良いから、一安心。魅力的なバンドに英語も日本語も関係は無さそうです。
SCD1枚にアルバム4枚。
もう一枚あるけど、写真を撮り忘れました。
玉川紗己子
えーと、声優CD第3弾ってところでしょうか。
そうは言えども、今回はちょっと雰囲気が異なります。声優ってジャンルからは結構離れて、声楽に近いかも?
大抵の場合、声優のCDって『演じたアニメキャラクター』やそこから派生した『声優自身イメージを大切にした楽曲』を歌ってそうですが、
この人の場合だと『自分の歌いたいジャンル』の楽曲を歌ってる気がします。
だって、あまりにも演じてるアニメキャラクターとかけ離れた楽曲を歌ってるから。
元々は、この人が演じたアニメキャラクターが好きで、そういったアニメキャラクターがさも歌ってるようなCDを買っていて、
その延長上の「この人本人のCD」に興味があって買ってみたものの、悪く言えば肩透かしなCDでした。
まあ、それでも聞いてるうちに「この人が好きな世界観」のようなものを受け入れ始めて、結局は出てるCDを全てそろえるまでに。
この人の歌ってるのが「ロック」とか「ポップス」とかでは無くて、それこそ「声楽」や「フォークロワ」(だっけ?)や「民族音楽」的な音楽で
今まで聞いていないジャンルの歌い方だったんです。
そういった入り口から入ったものの、やっぱり『自分の歌いたいジャンル』の楽曲なのか、気持ちの篭った歌い方をしてるのが分かり、
凄く気分よく聞くことが出来て、凄くやさしい気分になります。
特に下の2枚・・・本名とは別名義でのCD・・・がお気に入りだったりする。
アニメキャラクターを含めて、いろんな歌い方が出来るんですね。
THE BEST OF DICK DALE
いわゆるサーフィン・ミュージックです。一番有名なサーフィン・ミュージックだと『ビーチ・ボーイズ』を思いつきますが、
それに比べると、少々ハードでワイルド系なサーフィン・ミュージックに聞こえます。
ビーチ・ボーイズの音楽がお洒落な陸サーファーに思えるほどに。そして、加山雄三なんか足元にも及ばないほどに。
このCDを買うきっかけとなったのが、映画『パルプ・フィクション』。TVでのCM時にも使われたあのテーマです。
その次に聞く機会が多いのが、TV東京の出没!アド街ック天国内の薬丸印の新名物で聞くことでしょうか?
ま、一番最初の『パルプ・フィクション』で誰のどんな曲なのかが知りたくて、レンタルビデオ屋でコレを借りてきて
映画内で出る「使われている曲の紹介部分」と「何曲目で使われているか」を何度もチェックして、曲名と演奏者の名前を知りえました。
で、CD屋に行って、この人のCDを探し出し、その中から聞きたい曲=MISIRLOUが入ってるこのCDを買いました。
何となくの感想ですが、普通一般的なサーフィン・ミュージックに、ラテン系と言うかメキシコ系というかそういった要素を含ませた
サーフィン・ミュージックに仕上がってるように思えます。そういった面からも少々ハードでワイルドに聞こえてしまうのか?
(そういう風に聞こえてしまう一番の要因は、多分映画を見たからだ!)
このネタのために久しぶりにCDを聞いてみたら、その後バイクに乗ると頭の中でMISIRLOU&その他の曲がリピートしっぱなし。
この音楽とバイクを合わせると非常に相性が良い≒非常に危険だということが分かりました。
これからの(晩春〜梅雨入り前)のさわやかな季節に聞きたいCDです。
スナッキーで踊ろう(とその他多数)
段々と『迷盤・珍盤』の類を多くなってきましたが、それを気にせずにこれを紹介。
これを知っている人、もしくはこれを聞いたことがある・CDをもっている人となると、極めて少数の人にしか分からない曲でしょう。
そのくらいのマイナー度を誇るCDです。
こういう曲を知るきっかけは、やっぱり昔聞いていたラジオの『コサキン』。思い起こせば、もう20年くらい前のきっかけなんだなぁ。
あのラジオ番組って好んでこういった曲を流していたんで、番組を聴いているとおのずとこの様な変な曲に対しての免疫がついて、
耳に入ることが全然普通になって、こんなCDを買うことに東奔西走することも苦にならなくなります。
やっぱり、どんな曲でもラジオのノイズの入ったヤツじゃなくて、CDのクリアな音質で聞きたくなるわけです。どんな曲も。
この曲やこのCDに入っている曲は、まず聞いてもらわないと説明しても理解してもらえないんで、(って言うか、説明できない。)
気になる方はYouTubeなんかで検索してみてください。
まずはこの曲の凄さを知ってもらいたい。さらには、その先にある当時のレコード会社はこれを真面目にヒットさせようとしていたという
事実を知ってもらいたい。今ならゼッタイに発売されないし、企画の段階でポシャる内容の曲だから。
今どきのご時勢では確実に売れる・売れた過去の実績がある音楽のCDしか出ないだろうから、このような冒険的な企画ってのは
もう出来ないんでしょう。
このCD(スナッキーで踊ろうを含めて全15曲入り)に収録されている曲の多くが1960年代後半に発売されている事実を知ると、
昭和ってパワーがあったんだなぁ〜って感心します。
こういったCDを見つけたら、すぐに買え。
次に買おうと思ったら、もう無いぞ!