WP
「ホワイトパワー」のフォークスプリングを眺めよう。
はるばるオランダから来ました。
発注から10ヶ月かかってやっと届いたWPのフォークスプリング。
もし、これが2006年の年末までに届けば2007年の正月休みを使って交換したかったんですが、結局届いたのが4月。
その正月休みにはフォークオイルのみの交換・・・・・ESCSからNEASへの交換もした・・・・・をしたんですが、
一番のメインで考えてたのがこのフォークスプリングの交換だったので、ちょっと『肩透かし』を食らった感じ。
これを発注したときには、「半年もあれば届くだろう」と思っていたんですが、よもやこんなに時間が掛かるとは・・・・。
で、これが届いたんですが、問題は「いつ交換しようか?」
正月にフォークオイルを交換してからだいたい300kmくらいしか走ってないし、ここで交換するってのもちょっと勿体無い。
やっぱりもう少ししっかり走ってみたい。
と言う事で、もしかしたらいるかもしれないGPX用WPフォークスプリングの購入を考えてるGPXオーナーの方々へ
情報公開みたいな感じでどんな商品内容か?ってのを紹介してみようと思います。
まあ、平たく言えば「見せびらかし」です。
まずはメインのフォークスプリング。
WP独自の不等ピッチスプリングです。
赤いシールが付いてるのが上側になります。
いかにも「普通じゃないぞ!」って感じの雰囲気があります。さすが地球の裏側から来たことはある。
早速お決まりの各部計測。まずは長さ・・・・・
523mmってとこ?
ノーマルのスプリングの長さってのは、確か413mm(サービスマニュアルより)。ってことは、110mm長い?
これを使うときには、スペーサーみたいな筒は要らないのか?
※GPXのノーマル状態のスプリング写真はフォーク2を参照のこと。
スプリング直径は30mm。これはGPX純正と同じ。
巻き数とかは省略。
次に入ってたのが
こんな白いプラスチック製の輪。
厚みが5mmほど。
この輪っかをスペーサーの代わりに使うのか。
スプリングの長さと合わせると528mm。ノーマルだと413mmにスペーサーが100mm(パーツカタログより)で513mm。
仮に「計算間違い」をしていないならばノーマルよりも15mmほど長く、その分押し込んでフォーク内へ入れるわけだ。
これだけでもノーマルフォークスプリングよりも何となく固そうなイメージがします。
あと入っていたのが
フォークのアウターチューブに貼るシール
と
説明書2種
右が4ヶ国語で書かれたヤツで、左のが日本語訳のコピー版。
あと忘れちゃいけないのが、別梱包でセットになっていた
WP製のフォークオイル。
容器の脇に目盛りがついてます。
このオイル。オイル番手が7.5番ってのが付いてきたんですが、カワサキ純正だと10番ってのが指定されてます。
メーカーが違うので、その番手違いがどのくらいの差になるのかわかりませんが、多分WPの方が柔らかいオイルになるはず。
固そうなイメージのスプリングとこの柔らかそうなオイルと合わせてどんな感じの動き方をするのか?
今から楽しみ。
そう言えば、WP指定のオイルレベルってどの位なんだろう?ノーマルと一緒なのか?そうじゃないのか?
説明書を見ても何処にも書いてない。書いてあるのは交換手順のみ。
多分どのフォークスプリング買ってもこの説明書は全部一緒だろう。
しかし、その外国語バージョンの説明書には「オイルレベルは箱のシールを見ろ」というような図が書いてあったんで、
箱の側面を見てみたら・・・・
オイルレベル140mm?
・・・・・・・・書いてあったけど、GPXオーナーからすると「何か変」な感じ。
サービスマニュアルには「右=149mm・左120mm(±2mm)」って書いてあるんで、この表示だけだと
両方とも140mmにしろってこと?
純正が左右でレベルを変えてるのに揃えちゃっていいのか!?
まあ、普通に読めば両方とも140mmにするんだろうな。
オイルレベルの話ついでに、外国(特にオランダ?)で「初めてフォークスプリングを交換する人にも対応した説明書」での
オイルレベルの測り方。
ドライバーか何かを突っ込んで、
物差し(写真ではインチ/メートル両対応のメジャー)で測る。
・・・・・・外国(特にオランダ?)ではこうやってオイルレベルを測るようです。
ちなみに、オイルはあのボトルからダイレクトにフォーク内へ注ぎ込む写真がありました。
でも外国(特にオランダ?)ではフォーク本体はちゃんと車体から外し、万力か何かで垂直に保持しながらの作業をするようです。
そんな写真も説明書にありました。
こういった説明書ひとつでもいろいろ勉強になります。
こんな内容のフォークスプリングセットですが、実際にこれを取り付けるのはだいぶ先のことになるでしょう。
最短なら2007年のGW(休みがつぶれたら、交換するか)。今のところの気分では2008年の正月休みにでもしよう。
取り付け編は気長にお待ちください。