カーボン製リアフェンダー
見た目を取るか、実用性を取るか?
一番見えない部分に取り付けるなんて。
ある時、ネットオークションに中古のカーボン製リアフェンダーが出品されているのを発見し、争奪戦を繰り広げた結果
やっとのことで、これを手に入れました。
前々からこういったパーツが欲しかったとしても、さすがに新品でこのようなパーツを買う度胸は持ち合わせていませんでした。
新品で5万以上する価格には、手が出ません。
が、千葉の田舎道を走っていると、必要以上の泥跳ねなどを浴びることも数知れず。
K1300Sのリア回りって、そういった走行条件を想定していない設計をしているのか、泥跳ねがアチコチに飛び散って、
後の掃除が必須作業になるんです。
本人の希望は、これと同形状(あるいはもっと広範囲にカバーするような形状)のFRP製やABS製のリアフェンダーで良かったけど
BMWバイクへ取り付けるパーツだからなのか、やたらカーボン製のパーツ類が多くて、どうしても食指が動きませんでした。
もっとシンプルな作り方でいいんだけれど。
そんな思いをしていたところにこれが出品されてたんで、これを落札する時には、結構エキサイティングしましたね。
で、落札し→無事に届きました。
見まがうことなく、カーボン製のリアフェンダー。
カーボンの織り目と表面コーティングのせいで、テカテカです。
裏側はそのような処理はされておらず、荒々しい表情。
いっそ、表側もレース用試作品のようなツヤ消しのでも良いのだけれど。
ファイナルケース部との接続部分は金属製(スチール製?)
さすがにここまでカーボンでは強度が保てないんだろう。
ここを持って、団扇のように扇いでも、しなったりしなかった。
しかし、買ったのは良かったものの、時期的にK100RSの車検と整備を兼ねた長期入院時期だったこともあって
これを取り付けにディーラーに持って行くことが出来ませんでした。
(最初から『自分で取り付ける』なんて、そんな選択肢はありません)
で、K100RSが仕上がったとき
入れかえでリアフェンターを積んでディーラーへ。
そして、2週間後。
無事に取り付け完了。
このように取り付けたのや良いけれど、・・・・・・・・・存在感が薄い。
いかんせん車体の中心部で、内側に入り込んだ位置に取り付けてあるんで、車体をしみじみ観察しないと発見しづらい。
さらには、車体各所に空力チューンに伴うインチキカーボンパーツのようなモノが貼ってあるから、ホンモノのカーボンパーツだとしても
『どうせ、それもインチキだろう?』と思わせるところがあります。
取り付けた当方としては、カーボンだろうが何だろうが、泥除けとしての機能性しか求めていないんで、素材の真贋はどうでも良いです。
2016年1月追記
ようやく訪れた正月休み期間に、K100RSと入れ替えるように引っ張り出して、流してみた。
ちょっと気になるコトがあったけど、正月休みでは対処出来ないから、当面はこのままだなぁ〜。
リアフェンダーの裏側とタイヤ表面が擦れているようです。
この部分のクリアランスが少なくて、2〜3mmの隙間しかありません。
で、走行中の振動とか風圧とかでタイヤ表面と擦れてしまうのか?
上にも書いてありますが、正月休みで対処のしようが無いので(少なくとも自分で作業をしようという気概は無い)、
どうしてこうなった?かを考えてみた。
@ 製品誤差で、タイヤ中心部とフェンダー中心部が一致していない。それで、タイヤ右側と擦れてしまう?
A こういったフェンダーって、K1200Sと共用の製品だったりするので、K1200Sのリアタイヤサイズ・190/50−17と
K1300Sのリアタイヤサイズ・190/55−17との直径の差で当たったりする?
多分、外国人はそういった『気配り』などはしないだろうから。
そういったことが思いつきましたが、やはり問題が自然解消されている訳ではないので、あまりスッキリとはしません。
正月休みが明けて&時間の余裕があれば、ディーラーに相談して、取り付け方の工夫やリアタイヤのサイズダウンなど
思いつく限りの方法や手段を講じてみたいと思います。
そんな手段を考える前に、せっかくの休み期間なので、あちこち空いていそうな道を選んで走り回ってみた。
で、とあるコンビニなんかで「どれくらい当たっているかな?」と確認してみたりしたら・・・・・・・
フェンダーと擦れた跡が、路面と擦れてうすくなってます。
どうやら当たり方はそんなに深刻ではないのだろうか?
なら、冬期はこのままで走り続けて、(大して走行距離は伸びないだろうが)春先にでもタイヤ交換をして、その際に
フェンダーの取り付け方を工夫してもらって・・・・・・当然、全てディーラーでの作業・・・・・・何とかなるだろう。と期待します。
リアフェンダー取り付け部のアップ。
ファイナル・ケース⇔フェンダーのステー⇔ワッシャー⇔取り付けネジという順序を
ファイナル・ケース⇔ワッシャー⇔フェンダーのステー⇔取り付けネジに変えてみたい。
機械的に変な取り付け方かもしれないが、擦れない可能性に賭けてみたい。
ダメなら、ステーの取り付け穴をヤスリで拡大加工して、取り付け位置を変更しよう。
(ディーラーに丸ヤスリを持ち込んで、手作業で)
2016年6月追記
今年の春先のGWツーリング準備の時に、カーボンフェンダーの取り付け方を工夫してもらって、取り付け直しましたが、
ワッシャーを追加してもらい、クリアランスを増やすようにしたものの
あまり効果的ではなかったようで、明らかにタイヤと擦れてます。
一般走行では大した擦れ方にならない(でも、擦れる)くらいでも、高速を走るとこんなにクッキリとタイヤとの接触跡が残ります。
これ以上の対策の施しようがないので、タイヤ交換のタイミングまでは、このままの状態で走ります。
ただ、次のタイヤ交換では、タイヤサイズを190/55から180/55にサイズダウンしてみるか、いっそ別のリアフェンダー
(カーボン製に限らずABS製とかも視野に入れての選択)にしてみるかを真剣に考えたいと思います。