K1300Sのマフラー交換
ブルータス、お前もか!?・・・・と言ったのは誰だっけ?
何故かこんなモノが手に入りました。
確か初夏のころでしたか。ネットオークションでK1300S関連のを見ていたら、K1300S用のササキスポーツクラブ製の
フルチタン・マフラーが出品されてました。
見た目では大きな傷な無さそうで、排ガス規制クリアの為の書類も完備された商品でした。
中古とはいえ、やっぱり高価なモノでしたが、非常に魅力的だったので・・・・・・・・・、買っちゃいました。
まず、新品じゃ買えないからねぇ〜。
細かい部分の話で、チタンマフラーでありがちな「全ての部分に青く焼けたチタンがある」じゃ無くて、サイレンサー部が
チタンの地色が残ってて、そういった組み合わせのマフラーだったのも自分好みで魅力的でした。
その後の北海道ツーリングやK1300Sの車検&K100RSの整備などの出費が確定してたのにも関わらずの行為だったものですから
後々の資金繰りが大変なコトになりそうだけれど、何とかなるだろう・・・・と自分に言い聞かせての行動でした。
そして、無事に我が家へ到着して、早速梱包を開けて中身を確認。多少の傷があるものの、結構な品物でした。
で、暫くの間は自室の片隅で保管して、9月に入ってからK1300Sの車検に合わせて「梱包そのまま」でディーラーへ送り、
車検整備のついでにマフラーを交換してもらいました。
本当ならば、車検が終わってすぐにでも『K100RSの整備』での入れ替えで、引き取りたかったものの、
皆さんご存知の2016年9月の驚異的な雨の日の多さで引き取りもままならず、10月まで丸々1ヶ月近く待つ羽目になり、
ようやくK1300Sを引き取ることが出来ました。
引き取ったなら、さっさとその様子などをネタにしたいところですが、その前に、マフラー自体の比較をしたいと思います。
何故なら、車体よりも先に純正マフラーが帰ってきて、ネタ用に写真を撮ったから。
まずは集合部。
純正もササキスポーツのも『4−2−1』形式の集合の仕方です。
ただ純正のは、1番〜4番までの集合部までの長さとかがバラバラ。
ササキスポーツのは、4本が比較的長さが揃ってるけど、
完全に等長ってワケでも無い。
もっとも、その前に集合の仕方がそれぞれで異なるのも興味を引かれる部分です。
ササキスポーツの2から1の部分。
この1の部分に触媒が入ってました。
サイレンサー部。
ステンチューン同様に、筒抜けなマフラー。
しかし、その周囲にはグラスウールなどの消音材が入ってるのか
チタンという材質からすると、かなりの重量感があります。
一方の純正は・・・こんな風。
4−2−1の最後には音量と排気流量を調整するため?のバタフライバルブがあり、
マフラー入り口には、ササキスポーツとは比較にならない量と面積の触媒が内臓されてます。
そして、両者ともかなり重たい。
ササキスポーツ製のと比較して、純正全体の方が2倍くらい重たい。
(ダンボール箱を持った時の感覚で)
ここまでの写真だけの判断(実車に乗る前の段階)では、音量とかの心配よりも排ガス規制がちゃんとクリアするのかが
心配でした。排ガス用の書類があったとしても、あまりに触媒の量が違うんですもの、多少なりとも心配になります。
実際に車体に取り付けると、かなり大きいマフラーです。
もしかして、純正の方がコンパクト?
しみじみと眺めると、・・・・・・純正マフラーのデザインよりも・・・・・野暮ったい?
2016年の9月をほぼ丸々棒に振ったように過ごし、その残滓が残る10月の連休にようやくK1300Sが引き取れました。
ディーラーからの帰り道、取り替えたマフラーでの初走行になるわけですが、・・・・・・・・・・・あまり変わんない?
まあ、ちょっとは元気になった感じはするけど、劇的な変化ってのは無い。
K100RS+ステンチューンマフラーのときには、騒音規制値外の爆音と帰りの高速上での高回転域(7000rpm〜)の伸びに
驚いたりなど、「マフラーを交換したんだ」と言う強烈な体験がありました。が、こっちにはそういったのが希薄です。
確かにマフラー音量は大きいけれど、大音量ってほどの音じゃないし。
高回転用に低回転域が気難しいような素振りも見せないし。
見た目を無視すれば、純正マフラーみたいな感じ。BMWの純正スリップオンマフラーだとこんな感じになるのかなぁ?
思い直せば、made in Japanの製品だから、排ガス規制も含めて、法律の範囲内で可能な限りの性能アップをしてるに違いない。
普通に使えて、性能アップするのであれば、願ったり叶ったりです。
引き取りの日が雨上がりの休日だったので、道路状態や時間短縮を鑑み、行きも帰りも高速道を利用したんです。
つまり、市街地走行&高速走行の形になるわけです。
そこでの走りですが・・・・・・・・・。ディーラーからの市街地も、特に走り方にマフラー交換前後での変化は無し。
正確な表現だと、前の状態を覚えてない。なので、比較にならない。
前もこんな風に走ってたと思う。
そんな中でも、後ろから聞こえるマフラーの音はかなり主張してきます。高音部も低音部もそれなりに音量アップしてる。
もしかしたらの話で、純正よりも「排気音がきれいに揃ってる」音のように聞こえます。
そして、高速。
休日の夕刻ってコトもあってか、混みあった高速道路の流れに普通に乗って帰ってきたので、知りたい回転域がよく分かりませんでした。
この辺は、また別のチャンスで。
2016年10月追記
マフラー交換してからの『知りたい回転域』をよく知るために、寒い朝から早朝ツーリングしてみました。
市街地を流すような速度(3速で3000くらい)から、そこそこに高回転域と思われるくらい(5速で8000くらい)まで
千葉と茨城界隈をひたすら走りまわったんですが、エンジンが軽く回るような雰囲気・様子は伺えて、走り回るのが気持ち良い。
「何となく」なレベルで、純正よりも軽々と高回転域まで回るんで、おのずと走行ペースも速めになります。
その一方、「何となく」なレベルで、若干トルク分が減った?ような気もするので、速度の遅い車列と走るときの
エンジンの低回転域を使ったダラダラ走りをするのが、ちょっと辛いような感じになりました。
実際は純正とさほど変わらないと思われます。あくまでも、「何となく」の範疇です。
そういえば、早朝ツーリングに出かける際、過去の純正マフラー時よりも『より遠く』までK1300Sを押していき
近所の方々の迷惑にならないようにしました。
ササキスポーツのマフラーの音量は、「確実」に純正マフラーよりも朝の住宅街に響き渡る音量です。
オマケの写真
社外マフラーと言えども、排ガス規制をクリアするのに、O2センサーが着くようになってる。
前に取り付けたブースタープラグとの相性は、どうなんだろうか?
マフラー(サイレンサー部)はチタンの地色ですが、その他は青く変色してます。
その部分が、開口したアンダーカウル部から「いとをかし」な見え方をしています。
さらにオマケの話。
純正マフラーよりもこっちのマフラーの方が軽いのか、いつもの早朝ツーリングルートだったにも関わらず、乗り心地が変。
何か後ろ側が硬く跳ねるような風に思えました。
なので、スプリングプリロードと伸び側減衰力をほんのちょっとだけ弱くしました。
マフラーの重さの変化でも、そういったコトが必要でした。
2016年12月追記
マフラー交換をしてからの興奮も醒め、多少なりとも冷静に判断できるようになった頃。
改めてマフラー交換前後の変化を探ってみました。・・・・が、音量以外は純正と似たり寄ったりかなぁ。
交通量の多い市街地を走っても、1速でアイドリング付近での走行もそれなりに出来るし、交通量の少ない田舎道を走っても
トルク感の無さを感じることは無いし、不整爆発音のようなモノもしないし、まあ・・・・・・普通の感じで走れます。
ただ、一点だけ。音量と言うか音圧の違いが一番の変化で、一番気を遣う部分かなぁ〜。
昼間といえども、ヘルメット越しに聞こえる排気音は純正のよりも元気だから、やっぱり周囲に気を使いがちになります。
晴れた休日に乗ってると、他社の1000cc〜1400ccのバイク(マフラー交換済み)のとかとすれ違ったり・並走したりしますが、
それらの排気音よりも静かな音ではないかと思ったりします。
まあ、ある程度の音量・音質の変化は欲しいけれど、これ以上のはいろいろな面でダメだろう。